くり坊のひとりごと（blog版）

お正月休みは、初日から長男夫妻と次男一家がやってきて、我が家は突然の大騒ぎに突入しましたが、その中で思ったことを一つ。
実は、年末、10年あまり使っていたテレビを買い替えた。
新しく買ったテレビは、ソニー製でアンドロイド内臓のインターネットテレビ。
話しかけると、スイッチのオンオフはもちろん、調べものもしてくれる。

当初、そのあたりの事情がよくわからず、うちの奥様は夕食準備中で台所にいて、お隣の奥様が食卓テーブルで雑談中、お隣の奥様が、人のいない方向から声が聞こえたという。
「お役に立てなくてすみません」と、はっきり聞こえたらしいが、人はいない。
台所で夕食準備中のうちの奥様には聞こえておらず、お隣の奥様は「気持ち悪い、寒気がする」と言って帰っていったらしい。
その話を聞いて、私も背筋がぞくっとしたが、ほどなく、声の主がテレビであることが判明。
奥様方の世間話のどこかが「オッケーグーグル」に近かったのだろう。
事情が分からなければちょっとしたホラーに違いない。

さて、話をもとに戻します。
うちの帰ってくる前、入籍したばかりの長男夫婦は、鳥取、島根を回ってきたのだが、その際、​「ドジョウすくい」の顔をかたどった饅頭​を買ってきた。
その饅頭を見た孫が「これ、なに？」と聞いてきた。
「ドジョウ掬い」を小学一年生に説明するのも難しいので、文明の利器を使うことに。
「オッケーグーグル、ドジョウすくい出して」とテレビに声をかけると、YOU TUBE から「ドジョウ掬い」をピックアップ。
その中から、無事、安来名物、ドジョウすくいの動画を選んで再生。

結果、二人の孫は、冒頭の写真のような姿になり、かなり忠実なドジョウ掬いを再現。
やってる内容は古い伝統芸能ながら、現在ならではのお正月の出来事。

世の中の変化を実感した、ドジョウ掬いでした。