2020/10/29(木)07:52
世界遺産 石見銀山 大森地区に戻り 群言堂など
少し時間を戻しまして、10月18日(日)。石見銀山の続きです。
電動アシスト自転車で「龍源寺間歩」まで行き、坑道を抜けて、再び自転車で大森地区へ。
所要時間は1時間。
電動貸自転車の時間制限は2時間で、もう少し時間もあるとうことで、自転車で大森地区を散策開始。
で、冒頭の写真は、古い商家をお店にリノベした「群言堂」という、カフェ&雑貨などのお店。
昔の佇まいをしっかりと残した建物の前には駐輪場所もあります。
暖簾をくぐって中に入ると、かつての商家の様子がしっかりと残っていますね。
土間もそのまま残してあり、いい雰囲気です。
そこから中に足を踏み入れると、かなり大幅にリノベーションしてあって、グーンとおしゃれ感アップ。
透明なポリカの屋根を張りだしたカフェスペースもあります。
お庭も結構今風で、純和風の庭園ではありません。
ガラス戸の入った縁側の向こうには服を売っているスペース。
こちら、雑貨スペース。
床にはタイルを張ったりして、かなりの手が入っている模様。
階段を上がっていきます。
そこは今回、「生活と詩のデザイン展」の会場になっていました。
二階のスペースはかなり広くて、ぐるっとレトロなデザインのガラス戸が入っていて、壮観です。
しっかりと確認はしてこなかったのですが、この建具は古いものではなく、リのベーションの際に製作したものだと思われます。
日本の伝統的な家屋には「筋交い」がないので、これだけ壮観な空間が作れますね。
2階から庭を見下ろしたところ。
大森地区に隣接して、羅漢寺というお寺があり、五百羅漢が有名です。
今回は、「世界遺産センター」に戻るバスの時間の関係で中には入れませんでした。
大森の街並みは、「うだつの街」で有名な、内子や脇町と比べると、あくらかに黒っぽいです。
姫路城を見学した際にも話を聞きましたが、漆喰というのは高級で手間もかかるので、「白い」ということ自体もステータスだったんですね。
こういった板張りの壁というのが、日本の一般的な街並みであったのだと思います。
世界遺産としては少々地味な「石見銀山」ではありますが、のんびりと古い町並みを散策し、カフェでお茶をし、歴史に浸るにはちょうどいいですね。
幸い、人でごった返すということもないので、三密対策にもなりますし、なにより、ゆっくりできます。
少し足を延ばせば、美しい日本海の海岸もありますし、日帰りのデートコースとしてもおすすめです。