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2021/04/30
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 OLD ASHIBA(杉足場板古材)を考える 2 足場板は「現場」にあった
の続きです。

杉足場板は、現場で様々な経験を積み、数年を経て、お役御免となります。
そして、新たに、インテリアの素材として生まれ変わります。

ここで、最初の話にいったん戻ります。
冒頭の写真は、今も我が家で使われている、自作のテレビボードです。
板の角は大きく欠けたものもありますし、合わせ目には隙間もできたり、ペンキのような付着物もあります。
板もそれぞれに反っているので、隙間ができたり、段差ができたりもしやすいです。

これは、私が、テレビボードを作るにあたって工場内で集めた材料です。
できるだけ、使いにくい材料をピックして集めた、ということもありますが、現場をいくつもめぐってきた杉足場板古材としては、決して特別なものではありません。

さて、このテレビボードは、「味がある」のか、「汚いのか」という話です。
極端な話、これを「味がある」と感じた方は杉足場板古材と相性がよく、「汚い」と感じた方は相性が悪い、ということになります。
これは、我が家の自作リビングボードですが、板には傷はもちろん、欠けもあるし、板の合わせ目には隙間もあります。
それに、ブライワックスでワックス掛けしたものです。
ブライワックスなどのカラーワックスは足場板のダメージを「味わい」に変える特効薬でもありますね。

10年余り前、足場板古材の板材や踏み台などを作り始めたころ、もともと足場板古材なのだから、少々のペンキや、反りや割れ、えぐれ、欠けなどは「味」のうち、ということでワイルドな感じで商品化し、販売を開始しました。
発売当初は、ある程度「古材」に理解の深い、マニアックな方のご購入が多かったのだと思いますが、クレームも比較的少ない状況でした。
が、だんだんと「汚い」とか「ペンキが嫌だ」とか「反っている」といった、こちらからすると「普通」だと思っていたところにクレームがつくようになってきました。
例えば、色が違う、という苦情があります。
さて、これは「不良」なのでしょうか?

印刷ものではありえないものであることは確かです。
ただ、常に足場板古材を見ている私たちにとっては、きわめて「自然」で当たり前のこと。
なにしろ、経歴も年齢もまったく違う材料で、その材料のもつ「歴史」こそが味わいだと思っているわけですから、これは、OLD ASHIBA(杉足場板古材)の「個性」に違いありません。

購買層が、初期のマニアックな層から、一回り広がって、「カフェっぽい空間が好きだ」というふんわりと「古材」をイメージして購入される方が増えてきたためだと思われます。
カフェのぼんやりとしたイメージだけを持って帰って、我が家にもあのテイストを!ということでご注文いただくと、「思ったよりひどい」ということになりやすくなります。
カフェというのは、「非日常空間」です。
その中では、古材のいろんなダメージは心地よいものと見えるのですが、それを「日常空間」に持ち込むと、当然、もともとあったインテリアに合わなかったり、明るい部屋で見ると、傷の一つ一つや錆が気になってきます。

これは、足場板を結束するために使われる「番線」と言われる、太い針金状の鉄の錆びあとです。
これだって、普通は「ありえない」ものでしょう。
しかし、これを避けていては、OLD ASHIBA(杉足場板古材)は使えません。

そこでHPに掲載したのが
⇒​「OLD ASHIBA ご購入の前に必ずお読みください」​ です。

足場板古材は、こんなにひどいですよ!と言わんばかりに注意点を並べていますが、OLD ASHIBA(杉足場板古材)を使っていただくということは、ある意味、そういった覚悟も必要にはなります。
なにしろ、同じものは二つとありません。

これは、やはり建築現場で仮設材として使われる際に、鉄製の足場の脚を置かれたプレートの跡だと思われますが、これも結構普通にあります。

難しいのは、この錆び跡を見て
「これはいい!」という方と、
「これはひどい」という方がいることですね。
限りある「杉足場板古材」を販売する際、できれば「いい」と言っていただけるお客様に買っていただきたい、とは思いますよね。
これは、単純に好みの問題であって、人の優劣はもちろん、美的センスとも全く関係のない、「好き嫌い」の問題です。
派手な配色が好きな人も、シックな色が好きな人もいる。
そういう話です。






Last updated  2021/04/30 07:55:53 AM
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