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カテゴリ:日本のこと 世界のこと
ウクライナにロシアが侵攻して、戦争がはじまりました。 かつてウクライナは、ロシア帝国に併合されて、ロシアの一部でもあったため、「もともとウクライナはロシアの領土だ」と、侵攻の正当性を訴えているようですが、このあたりの構図は、中国に対する、台湾の立場とも似ています。 また、現在世界的に注目されている中国の「ウイグル自治区」の問題も、「かつてウイグルは中国の一部であった」という理由で、第二次世界大戦後のどさくさに紛れて中国が占領したもの。 当時はまだ、「力による現状変更」が許容されていた時代だったとも言えます。 今回、ロシアの行動を世界が非難し、経済制裁も発動され、ロシアは孤立し追い詰められているとは思うのですが、プーチンは精神状態がおかしい、という話も出始めて、先が読めない状況ですね。 日本人の平和ボケはしばしば指摘されるところですが、私自身、まさか本当に攻撃を始めるとは思っていませんでした。 筋肉自慢の見た目も荒っぽい人物が、こぶしを振り上げて脅しているくらいの認識でしたが、そのこぶしは振り下ろされてしまいました。 ウクライナの男性は、ロシアから国を守るために総動員されています。 国を守る、ということは、家族を守るということなのだということがよく分かります。 国民の暮らしを守ることは国の務めですが、その国がなくなっては「暮らし」も守れません。 戦闘はまだまだ継続中で、出口も見つかりませんが、命をかけて家族と国を守ろうとする姿は尊いものだと感じます。 ウクライナの国旗が「青と黄色」であることを、今回初めて知った人も多いと思いますし、私もその一人です。 本日、冒頭に掲載した写真は、ウクライナカラーをイメージしたものです。 調べてみると、ウクライナ国旗の青は空、黄色は輝く小麦畑を表すとか。 ウクライナはヨーロッパを代表する穀倉地帯なんですね。 その豊かな大地に、ロシア軍が踏み込んで、国土を蹂躙しているわけです。 今回のロシアによるウクライナ侵攻を、世界が協力して阻止することができれば、世界の流れは大きく変わっていくのかもしれません。 ロシアは、本当の意味での民主主義というものを経験したことがない国ですが、これを機にプーチンが失脚すれば、ロシアにも本当の民主主義の社会が生まれる可能性はあります。 世界中の誰もが戦争は望んでいません。 にも拘わらず、こうして戦争が起こってしまうのはなぜなのでしょうか? 支配者が絶大な権力を持っている専制国家というのは、国民の意思や、国民の幸福とかけ離れた「国家の意思」が働きます。 それが「国民の望まない戦争」が始まってしまう原因の一つです。 インターネットの普及は、世界の情報を共有させ、価値観をそろえていく方向にも大きな役割を果たしています。 「SDGs」という言葉が、急に世界中で使われ始めましたが、こんなことは、第二次世界大戦のころにはありえなかったことでしょう。 世界は確実に正しい方向に向かっているように思いますし、そうしていかなければなりません。 この瞬間にも命が失われている現状を考えれば、ウクライナ頑張れと安易に応援することもできませんが、ウクライナで起こっていることは、世界の今後を決めてしまうほど、大きな意味があることのように思えます。 私たちにできることはほとんどありませんが、起こっていることに関心を持ち、注視し、関心を持ち、感じ、考えることが大事です。 無関心が一番いけませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022/03/03 12:16:46 PM
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