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![]() 本日は、先日レポートしました、尾道の「レンタサイクル りん」店舗リノベ物件の続きです。 お店は、尾道のアーケード街の一角、尾道商工会議所の隣という好立地。 改装前の様子を少しご紹介いたします。 こんな感じで、昭和レトロ感満載の、洋品店でした。 ![]() 改装後の状態がこちらです。 まだ、のれんや看板類もついていないので、やや殺風景な感じはありますが、以前の面影はなくなりました。 ![]() 内部は昭和の洋品店らしく、壁面は横目地の入った板張りです。 昭和40年代から50年代にかけては、「ピーリング」と言われる化粧合板が多用されました。 ![]() こちら、2階の様子。 上がアーチになった開口部のデザインも、どことなく昭和レトロ感がありますね。 ![]() その什器類は分解撤去。 天井もはがしまして吹き抜けになりました。 ![]() 一階の天井(2階の床)を取っ払って、吹き抜けに。 ![]() 階段側面の「ピーリング」はコストダウンのため、そのまま利用して、白くペインティング。 そのため、フレームっぽい段差も残っていますが、うまく利用すれば、目立つディスプレイができそうです。 ![]() ということで、生まれ変わったお店は、OLD ASHIBA(杉足場板古材)の3連引き戸となっています。 ![]() 3枚とも室外機の後ろ側に引き込むことができるので、完全なオープン状態にもできます。 ![]() 店内に目を転じると、一番手前には、OLD ASHIBAの架台の上に畳を敷いたベンチ。 その向こうに、OLD ASHIBAのカウンター。 その背後にある長いカウンターは、カフェスペースとして使用されます。 ![]() そして、目を引くのが、カウンターの背後の壁面です。 鏝をつかって、いくつかの仕上げ方を組み合わせて作り出した造形は、依頼主の「瀬戸内海をイメージ」したもの。 打ち寄せる波のように見えますし、島影のようにも見えます。 ![]() 近寄ってみると、こんな感じです。 やっぱり、クロスなどでは出せない自然な質感と曲線ですね。 下からの照明でできる陰影が立体感も生み出していて、印象的。 ![]() 1階の奥は一段上がっていて、OLD ASHIBA(杉足場板古材)の床が張られています。 おそらく、ここに、自転車が並びます。 ![]() 2階に続く階段。 天井をなくして吹き抜けにしたので、開放感がありますね。 ![]() 2階はトイレと、ちょっとした休憩スペースとなっています。 ドアは、OLD ASHIBAで作ったものですね。 ![]() まだ水栓などがついていませんが、丸いミラーと丸い手洗いボールは、自転車をイメージしたものでしょうか。 ![]() まだ、厨房設備が入っていませんが、カウンターの裏側の様子。 このカウンター越しに、お客様との会話が弾むのでしょうか? 楽しみですね。 ![]() 今回の案件は、東京の業者様からの紹介で始まりましたが、WOODPROにとっては、初めての本格的な店舗リノベ工事となりました。 現場の担当は、【WOODPRO SHOP】の山本君。 設計 デザインは、アグリスタデザインの荒川さん。 「たくさんの業者さん、職人さんに助けていただいて、なんとか完成にこぎつけました。とっても勉強になりました」と、【WOODPRO SHOP】の山本君。 広島と尾道の往復も大変だったと思いますが、お疲れさまでした。 これまで【WOODPRO SHOP】では、ウッドデッキ、フェンスの工事や、足場板を使った、部分的な床工事、壁面工事、什器設置などは行ってきましたが、全面的なリノベに関わるのは初めてのこと。 今後は、本格的なリノベ案件にも積極的に取り組むことになっております。 今回は、完成間際の状態のレポートでしたが、また、オープン後もレポートもさせてもらえればと思います。
Last updated
2023/01/24 08:20:43 AM
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