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カテゴリ:建築・街並み
本日ご紹介するのは、「港区立郷土歴史館」です。 ギフトショー出展のために泊まったホテルは泉岳寺だったので、その周辺でどこか見に行くところがないか探したところ、見つけました。 泉岳寺の駅から、歩いて20分余りの白金台にあるのですが、道を迷ったりして、汗だくになりながら到着しました。 正面から見ても、実に堂々とした建物です。 内田祥三設計で、1938年に竣工した「旧公衆衛生院」の建物。 現在は、「港区立郷土歴史館」として、港区に関する歴史物を展示したり、児童の集まる場所や図書館などに利用されています。 内田祥三といえば、東京大学の安田講堂の設計が有名ですね。 重厚なデザインは「内田ゴシック」と呼ばれたりするようです。 中央玄関から入ると、丸い吹き抜けのあるホールがあります。 階段室。 吹き抜け上部。 白と黒のタイルが印象的ですね。 「港区郷土歴史館」ということで、無料の展示室もあります。 展示室のインテリアも直線を基調とした重厚な印象です。 ミンククジラの大きな骨とか、ナウマン象の骨とか、レトロな家電品とか、お子様にも楽しい展示がしてあります。 浅野セメントの創設者の「浅野邸」にあったステンドグラスも展示してあります。 見逃せないのが大講堂ですね。 昭和初期の代表的な学校建築の様式だとか。 行ったことはありませんが、東京大学の多くの建物は、内田祥三の設計だとか。 前側から大講堂を見た様子。 雰囲気ありますね。 床は、ナラ系の市松模様のパーケット。 テーブルとイスは、鋳物で作った鉄製の台に、木の板を取り付けたものですが、背もたれにはクッションも入ってますね。 汗だくで入館しましたが、中は冷房が効いていて快適でした。 こちら、建物を裏側から見たところ。 この建物が残っているということは、東京大空襲を逃れたということなんでしょうね。 汗だくにはなりましたが、見学できてよかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/09/11 08:15:13 AM
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