くり坊のひとりごと（blog版）

本日は、家内の実家のお墓参りに行った際の、早朝尾道散歩のご報告。
最近、尾道は異常に観光客が増え、日中は大混雑の大渋滞になるのですが、早朝はさすがに人もおらず、のびのび散歩できます。
ということで、冒頭の写真は、尾道の写真スポットの一つである、「天寧寺の三重塔と尾道大橋」です。
残念ながら雲の隙間から少しだけ日が差す日の出でした。

尾道市役所の駐車場に車を止めたのは、午前4時50分。
深夜に降った雨が樹脂製のデッキの上に水たまりを作っていました。
空は曇天らしく、星も見えず、気持ちいい日の出は期待できそうにない、ということで、まだ暗い尾道の街をうろうろすることにしました。
海沿いを東に歩いて、浄土寺のそばの漁船のたまり場についたころ、空がぼんやりと青みが買ってきました。
夜明け前の誰もいないレトロな路地裏を歩くのも結構楽しいです。
だんだんと朝の散歩の途中と思われるお年寄りの姿が増えてきます。
千光寺のロープウエイ乗り場のすぐ横にある艮神社（うしとらじんじゃ）
尾道に最初にできた神社といわれ、
立派なクスノキがシンボル。
推定樹齢は900年。
艮神社から天寧寺の三重塔に向かって千光寺山を登る路地が「猫の細道」。
いたるところに猫の絵や猫の人形などがあり、尾道の観光スポットの一つになっています。
ちょっと無理やり感のある石垣にも猫。
コンクリートの割れ目と、メーターの蓋を生かして描かれた猫。
もともとは、このあたりに、丸い石を使って描かれた猫石がいくつか置かれていて、それがかわいらしくて人気スポットになったのですが、いつしか、ちょっとやりすぎなくらいの「猫の細道」になっています。
ただ、ここで猫を見かけることはまれです。
寺巡りもよし、カフェ巡りもよし、レトロな商店街をぶらぶらして、千光寺山に登って、美しい尾道水道を見下ろす。
一日ゆっくり楽しめる街なのですが、最近は人が多すぎて大変です。
救いとしては、日本人観光客が中心で、まだまだアジア系観光客が少ないこと。
外国人が押し寄せるのも時間の問題かも。

猫の細道を抜けると、天寧寺の三重塔が見えてきます。
そこから見た尾道大橋。
右側に見える建物が車を止めた尾道市役所ですね。