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本のこと 映画のこと など

2019/07/09
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6月7日(日)、「廿日市市民ホール さくらぴあ」に、「日日是好日」という映画を見に行きました。
樹木希林存命中に公開された最後の作品ということで、彼女が亡くなった際にも取り上げられていましたね。
通常の公開はすでに終わっていて、今回は、私の住む廿日市市の市民ホールで上映がある、ということで、うちの奥様に誘われて行って来たしだいです。

主人公が、お茶を通して成長していく様子を描く、というと非常にありきたりな表現になりますが、大切なのは「成長」とは何なのか?ということですね。
原作は森下典子さんの自伝的同名エッセイ。
「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―
とサブタイトルがついてます。

もちろん私はお茶のことなど全く知らず、作品の初めのころに、主人公がいろんな「不作法」を行うシーンがあり、会場内は笑いがおきていましたが、私には何がおかしいのかも分からないくらいでした。

物語は、女子大生である主人公が両親にすすめられて、近所のお茶の教室に通い始めるところから始まります。
そのお茶の先生が樹木希林さんです。

さて、話は戻って、「成長」とは何か?ということについて考えてみます。
この作品の大きなテーマは、まさしくタイトルになっている「日日是好日」という言葉。
作品中にも、それについての会話が出てきます。
主人公のいとこが「どういう意味?」ときき、
主人公が「毎日がいい日だってことかな」と答え
いとこが「そんなこと分かっているよ」と言う。

そこから物語は進み、終盤に入ってきて、先生がその意味を説明するシーンがあります。
実際のセリフの詳細は忘れましたが、嵐の日は嵐を、雨の日は雨を、寒い日は寒さを受け入れて楽しむ心があれば「日日是好日」といった内容。
どんな境遇にあっても、それは自分の受け止め方次第で、好日にも悪日にもなるということなんですね。

もう一つ作品中に出てくる大きなテーマが「一期一会」。
一生一度、これが最後という思いでもてなす、茶道の心得とされている言葉ですね。
物語の中では、千利休の生きた戦国時代という時代背景の影響もあるだろうけど、と語られていました。
昨年は、私の大学時代からの親友というべき人の突然死があり、今年に入っても、同級生の訃報や、お隣の奥様が亡くなられたり・・・。
もっとちゃんと話しておけばよかったなあ、なんて思ってもあとの祭り。
時間は決して遡ることができないので、後悔のないように、この時間を大切に生きようということなんですね。

樹木希林扮するお茶の先生が最後の方で言います。
「当たり前のことが、当たり前に繰り返されることが幸せよねえ」というニュアンスの言葉。

この物語でいうところの成長とは、自分の置かれた境遇を受け入れて、感謝しつつ人と向き合えるようになるということなのかな、と思いました。
それが「成長」である、と誰もが感じるのもまた、日本らしさなのかな、とも思います。


毎年思いますが、日本という国は本当に災害が多い。
地震、台風、洪水・・・・。
にも関わらず、この狭い国土にはたくさんの人が生きてきました。
災害にあった時の日本人の態度というのは、世界各国の映像とは全く違います。
心の中には、どれだけのつらい思いや、悲しみがあるのか分かりませんが、それを受け入れようとする心の動きが伝わってきます。
そして災害が起これば、「日常が一日も早く戻ってきますように」と願います。
人間が人間らしく生きていくうえで、一番大切なものは「日常」なんですね。
当たり前に見えることも、実は当たり前ではなく、それを支えてくれるたくさんの人がいて、自然があって、社会があって・・・・。
いいことも、一見そうでないことも含めて、何もかもがありがたく感じられるからこそ、
「日日是好日」
なのでしょう。

なんとなく、そんな風に思いました。






Last updated  2019/07/10 12:16:24 PM
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2019/06/17

6月15日の土曜日。
「アラジン」を4DXで見てきました。
3Dとうのは、3D眼鏡をかけて映画を見ると立体的に見える、というもの。
これに、座席の動きも連動して、さらに、においたり、水しぶきがかかったり、背中を小突かれたりするのが、4DXです。
私は、今回が初体験でしたが、料金が少々高いものの、確かに楽しめます。
魔法のじゅうたんに乗って飛んでいくところなんて、創造するだけでも楽しそうですよね。

「アラジン」と言えば、もともと1992年公開のディズニーのアニメ。
うちの長男坊が、1988年生まれで、次男坊が1990年生まれだったこともあり、うちの子供たちは、ビデオで何度もアラジンを見て、大好きだったとか。
当時私は30才前後で、仕事も忙しく、毎日帰宅は子供が眠った後。
私はこの年になるまで、子供たちがアラジン好きだということも知りませんでした。
うちの奥様も、子供たちと一緒に何度もアニメのアラジンを見ていて、アラジン好き。
実は、すでに友達と一緒に「アラジン 通常版」を見ていたのですが、「面白かったので、もう一回見てもいい。」ということで、今回、夫婦で4DXを見に行くことにしました。

そういう事情もあって、アラジンそのものが初めてであったこともあり、4DXも初めての体験ということで、とっても面白かったですね。
アニメのアラジン好きだった人からすると、いろいろ突っ込みたいところもあるようですが、楽しい映画です。
ちょっと高いけど、4DX おすすめですね。













Last updated  2019/06/17 12:16:38 PM
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2019/01/09

年末、やっと「ボヘミアンラプソディ」を見に行ってきました。
やっぱ、泣いてしまうんですよね。年のせいかな。

「ボヘミアンラプソディは、かなりいいらしい」という噂はきき、行きたいなとは思っていましたが、師走の慌ただしさでなかなか行けず、そうしていると、ある朝、会社のスタッフが開口一番
「ボヘミアンラプソディ、見ましたか?」ときた。
「見てないんよ~」
「すごくいいんですよ~・・・・」
というわけで、これは行かねばということで、あらかじめ映画館の席も予約。
そして、年末の29日に夫婦で見に行ってきた次第です。

うん、確かに、よかったです。
以来、私の車では、クイーンが鳴ってます。

「Queen」は1973年デビュー。
私が、12才で、中学校に入ったころですね。
当時、中学に入ると、みんな音楽に目覚めて、歌謡曲から、フォークソングやロックに興味が移行。
私も例外ではなく、ラジオにかじりついて、雑音の多いAMラジオを、ラジカセで録音して聞いてました。
私が最初に買ったレコードというのは、KISSの「ハードラックウーマン」という曲。
顔面を白塗りにしてメイクした、KISSです。
実は、KISSのデビューも1973年で、Queenと同じ年。
当時の音楽雑誌では、新しくデビューした二つのロックバンドをこぞって取り上げていました。

クイーンの人気は、世界にさきがけて、日本で盛り上がっており、1975年の来日時には、空港はファンで大混乱、というエピソードも残ってますね。
その様子に、Queenのメンバーは感激して、日本びいきになったとか。

私が多感な、中学校、高校時代を過ごした1970年代というのは、洋楽の黄金期。
ハードロックでは、レッドツェッペリン・ディープパープル・エアロスミス・・・
ビリージョエルとか、ボズスキャッグス、ブルーススプリングスティーンとか、まあ、とにかくたくさんのバンドや、ミュージシャンが登場しましたね。
確かに、当時の曲というのは、今聞いても、ぜんぜん色あせていない気がします。

当時の曲を、テレビでしばしば耳にしますが、当時の曲を聴いていた年代が業界でも力を持ってきて、「この曲がいいんだよ」ということで、使われているんだろうと推察します。

ボヘミアンラプソディーの大ヒットは、当時青春時代を過ごした年代に加えて、それを知らない世代まで、クイーンの曲だけはしっていたから、という気もしますね。
なんと、うちの長男も見てました。
先日ニュースにもなっていましたが、この映画の興行収入は、日本が世界一だとのこと。






Last updated  2019/01/09 07:59:46 AM
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2018/11/08

今更ながら、村田紗那香さんの「コンビニ人間」を読みました。
芥川賞をとった作品で、私も、小説のタイトルくらいは知っていましたが、これまで、読もうと思ったこともありませんでした。
会社の昼休みに、女性スタッフが「コンビニ人間、読みましたか?」と聞いてきたので、「読んでない」と答えると、
「面白んですけど、表現しにくい、なんとも言えないもやもや感が残るんです」とのこと。

ということで、さっそく購入して読んでみた次第です。

100万部突破ということは、100人に一人は持っているということなので、私がどうこういう話ではありませんが、という前提で話を続けます。

主人公は36才、女性、コンビニ店員。
そう聞くだけで、人はいろいろな想像をめぐらしますよね。
そういう想像というのは、その人が持っている「普通」という尺度から創造するわけなのですが、この小説は、まさしく、その「普通」にスポットをあてた本です。

物語は、その主人公を一人称で進んでいくのですが、その語り口は極めて感情を抑えた、平坦で客観的なもの。
周囲の感情の起伏を、客観的に、ある意味冷めた目で描いていくことで、ニュートラルな印象を受けます。
が、主人公のニュートラルは、どうやら周囲のニュートラルとは違う、ということがだんだん分かってきます。

ということで、薄い本なので、読書の秋におすすめです。

私は大学時代に、2年間くらいコンビニでアルバイトをしていました。
かれこれ30年以上前の話で、コンビニのマニュアル化も今ほど進んでいない時代です。
確か、夕方の8時くらいから、深夜1時か、2時までの勤務。
アルバイトも軟派な高校生から大学生、それに、昼間は普通に仕事して、そのあとコンビニで働いているおじさんもいました。
住宅ローンを払うためという噂でしたが、真偽のほどは分かりません。
当時は、お客のいないときは、レジでバイトがおしゃべりをする、というのも普通に行われていました。

今のコンビニでは、レジで私語なんて、ちょっと考えられないことだと思います。
それが、アルバイトに払っている金額に対して、一定のコストパフォーマンスを確保するために、マニュアル化が進んだのでしょう。
「私語」ほど、無駄で店の印象を悪くするものはないですし・・・・。
お客様がレジに並んでなかったら、商品を裏から出すとか、お客様が並んだら、すぐにレジに入るとか、お客様の入店の際のあいさつとか、余計なことを考える時間を与えないようにしてあります。

マニュアル化というのは、ある意味、「個体差」を圧縮することです。
個々の能力の凸凹をできるだけ平滑化して、「目標値」ん近づけていくには有効ですね。
素手でケンカすれば、個人の力の差は明らかにでてきますが、防具をつけたり、ルールを決めたり、武器を持ったりすることで、「兵士」として均一化されてきます。
コンビニのマニュアルというのも、ある意味「武装」なんですね。
個性を鎧の奥に隠して、兵士になりきる。
マニュアルという鎧の中に入って居る時に、妙な安息を感じたりする。
人間というのは、不思議なものです。






Last updated  2018/11/08 08:16:44 AM
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2018/10/09


井沢元彦さんといえば、「逆説の日本史」が有名ですね。
週刊ポストに1922年から連載されていて、単行本も24巻。現在も連載中らしい。
その存在は私も知っていました。
散髪屋や、飲食店などで「週刊ポスト」を手に取った際に、目にしたことがある、という程度で、その際にもほぼスルーしていないので、内容もよく分かりませんでした。
ということで、この「日本史真髄」は、その名の通り、そのエキスをまとめたもの、ということになります。

本の帯にある通り、日本史の謎を「ケガレ」「和」「怨霊」「言霊」「朱子学」「天皇」を元に解き明かしていくもの。
日本人にとって、この六つは「宗教」だと井沢氏は書いています。
歴史を考えるうえで、「宗教」を抜きにしては真実は見えてこない、というのは、間違いないでしょう。
日本史に決定的に欠けている視点が、この「宗教観」という視点であり、日本史の理解が間違っていたり、不十分であったりする大きな原因もそこにある、とのこと。

言霊の国、日本では、口にするといやなことが現実になってしまう、という考え方が身についていて、それが「日本は負ける」と誰も言えずに戦争に突入し、そして玉砕の一歩手前まで突き進んだ最大の理由だと、氏は書いています。
思っていても言えない、言ったら悪いことが起こりそう、悪いことが起こったら、それを口にした人間の責任になってしまう・・・・。
そういう不合理が、軍部も政治家も「日本が負けそうだ」と言い出すことを躊躇させたゆえに、ずるずると戦争を長引かせて、原爆を二発も落とされるまで決断できなかった。
確かに、一般の国民でも「日本が負けるのでは?」と口にしたら逮捕されかねない時代です。
「誰も言い出せなかった」というのは、単に保身ということもあるでしょうが、それ以上に「言霊信仰」という心の奥に染みついた「信仰」がそうさせたのではないか、という見方です。

日本という国は、「言霊の国」であるがゆえに、縁起でもないことは記録されません。
身近なところでは、忌み言葉というのもありますよね。
結婚式では不吉な連想をさせる言葉はタブー。
切れるとか、終わるとか、壊れるとかいうと「縁起でもない」となる。

「源氏物語」「平家物語」は、源氏と平家の怨霊を鎮めるために書かれた文学だ、という見方はとても新鮮でした。

新しい視点で歴史を見るには、分かりやすさも、ボリュームも手ごろで、おすすめです。

興味を持ったら、「逆説の日本史」の該当巻を読んで深堀りしてみてください、ということなので、ぼちぼち「本編」も読んでみようかな、と思ったりしてます。






Last updated  2018/10/09 12:35:24 PM
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2018/07/25

久しぶりに本の話。
映画を見に行って、面白かったので、原作も読んでみました。

舞台は、広島県の呉市(作品中では、呉原)。
不良マル暴刑事と、若手エリート新米刑事と、暴力団の話です。

映画の方が、映像だけに、そこまで必要?というグロい映像も結構あったりしましたが、小説の方は、グロさはあまりなくて、その分、物語にも入り込みやすかったという印象ですね。

「読んでから見るか、見てから読むか」というのは、40年も前の角川映画のキャッチフレーズ。
当時中学生であった私は、ちょうど読書にも目覚めた頃で、インパクトのあるコピーでした。
角川映画とのタイアップで、角川文庫でもキャンペーンを行い、
「犬神家の一族」「八つ墓村」の横溝正史
「人間の証明」「野生の証明」の森村誠一
あたりが一気に人気作家になりました。

横溝正史などは、すでに旬を過ぎた高齢の作家で、それまでそれほどの人気作家ではなかったものを、角川書店社長であった角川春樹が「絶対に面白い」ということで、過去の作品を掘り返して映画化し、文庫本の大ブームを起こしました。
黒地に緑の字の背表紙の文庫本は、今でも我が家に相当あります。

話はだいぶそれてしまいましたが、「ヤクザ」という存在を、人間社会の汚物を拭くための「必要悪」だととらえて、カタギとヤクザの間で、警察がどうあるべきかという結構深ーい話でもあります。
きれいごとでは解決しないことって、世の中にはいっぱいありますよね。

映画を先に見てしまったので、主人公の大上という不良マル暴刑事は、どうしても役所広司のイメージになってしまいます。
それだけ、映画の中のインパクトもあったということですが、
総じて、順番としては、「読んでから見る」というほうがいいように思います。

ちなみに、「孤狼の血」を見た後、「仁義なき戦い」「仁義なき戦い 広島死闘篇」も、アマゾンプライムで見てしまいました・・・。






Last updated  2018/07/25 09:01:36 AM
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2018/05/14
週末、13日(日)に、4月27日にグランドオープンした、[THE OUTLET HIROSHIMA]に行ってきました。
開店前に現地に到着という、早出です。
GWにこのそばを通過しましたが、アウトレット渋滞は、商業施設近隣の道路からさらに、最寄りの五日市インターの出口にまでつながって、おそらく、高速道路の料金所あたりも渋滞の中なのではないか、と予測されました。
ということで、私は昨日が初めてでしたが、家内は、昨日ですでに4回目でした。

さて、[THE OUTLET HIROSHIMA]は、イオングループが初めて手掛けた本格的なアウトレットで、広島初の本格的なアウトレット。
規模も中四国最大。
広島では、なにかと「中四国最大」という表現が多い。
九州には福岡市という大きな町があり、近畿には大阪神戸。
結果的に、「中四国最大」の都市である広島には、「中四国最大」のものができやすい。
まれに、福岡よりも規模が大きいと「西日本最大」となります。

商業施設内で写真をバシバシとるのもはばかられるので、さっと撮ったレベルの写真からイメージしていただきたいのですが、確かに、広いですね。
構造としては、平屋の商業施設の上に、アウトレット店舗の建物を建てたという感じの構造です。
完全屋根付きの1階は、飲食と映画館、スケートリンク、ボーリング場などのエンターテイメント施設が中心。
2階部分がアウトレットで、ここは、平地に建物が立った感じの半屋外。
そのため、雨天だと、ひさし部分を人が行き来するようになるので、混雑します。

ちょうどこの日、広島を舞台にした、広島やくざ抗争映画である​「孤狼の血」​の初日。
すべてのロケを、呉市と広島市で行ったということで、普段ヤクザ映画をみることもありませんが、夫婦で見てみることに。
映画も、50才超えると、夫婦で2000円で見れますから手軽です。

主演は役所広司。
若手の刑事に松阪桃李。
個人的にヤクザ映画が好きなわけではありませんが、かなりよかったと思います。
随所にグロい映像が出てくるので、その点は要注意。
ただ、それがやくざ世界の非人間性とか、理不尽さとかを表現しているんでしょうね。
得体の知れなさとか、気持ち悪さとか。
極道というのは、住んでいる世界が違う人。
表の社会に生きる堅気の人間と、その裏にある人間的な常識の通用しない極道の世界。
その接点にマル暴の刑事がいるのかもしれないですね。
映画で見る分にはともかく、お近づきにはなりたくないです。
全編広島弁ですが、ほとんど違和感を感じることのない完成度でした。

昨日から一般公開が始まっているので、評価は定まってはいないと思いますが、損のない映画だと思います。
映画館にあった看板。
よく見るとサインが書いてありますね。






Last updated  2018/05/14 12:55:02 PM
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2018/04/24

基本的に「本」は好きです。
買い物に行って、妻がトイレなどに行くと、そのわずかな時間でも、本を開いていると手持無沙汰になりません。
やっぱり、スマホよりも「本」の方がしっくりきますね。

ただ、夜、ソファに座って本を読もうとすると、ものの5分くらいで眠気に襲われ、一向に前に進みません。
というわけで、家で本がなかなか読めないのですが、先日、東急ハンズのイベント「廃材の森」に行くために往復の新幹線の中で読んだ本が「闇の子供たち」です。
おそらく、もう5年以上も前にブックオフで買ったもの。

2002年に発刊された作品なので、もうすでに16年前。
見てはいませんが、2008年には映画化もされているようです。

舞台はタイ。
発展途上国というのはえてして貧富の差が極端に激しいものですが、農村地帯の「極貧」のために、10才にも満たない子供がわずかなお金で売られていく。
売られた先は、児童専門の売春宿。
描かれる内容は、私の想像を超える地獄のような光景です。
欧米や日本などの裕福な国から来た幼児への異常な性愛嗜好者の慰み者となり、エイズに感染してゴミ捨て場に捨てられるもの・・・。
前半はというと、読むに堪えないような「地獄」が描かれています。
後半は、児童福祉施設で働く日本人女性と、新聞記者が幼児からの「臓器売買」をめぐって取材を進めながら物語が進みます。

あまりの凄惨な内容に、この物語は、ノンフィクションなのか、フィクションなのかということが問題になります。
おそらく、作者としては、限りなくノンフィクションの気持ちで書かれたフィクションということなのでしょう。
作者の梁石日は、自身の父親や生い立ちがモデルとなった「血と骨」という作品で有名ですね。
この作品もまた、すごくインパクトのある作品でした。

梁石日の作品を多く読んだわけではありませんが、「理不尽」というのが大きなテーマであるように思います。
理不尽とは、筋の通らない、理屈に合わない、ということですが、この世の中には、もって生まれた境遇のために、「理不尽」な人生を強いられる人というのは多いですね。
それが、在日という問題であったり、「貧困」という問題であったりするのですが、本人にはまったくもって責任のないところで、理不尽な仕打ちを受けてしまう。
人権の問題というのは、本来、この「理不尽さ」の問題なのでしょうね。

先日テレビの番組で、巨大なゴミ捨て場でゴミをあさるスラムに住む人たちのことを特集していました。
発展途上国にも「大量消費」の波は押し寄せて、大量のゴミが出るものの、それを適切に処理する費用もないため、都市の郊外に巨大なゴミ捨て場ができる。
そこには有害物質もあり、不潔極まりない場所であるにも関わらず、それでもなお、日々の糧を得るためにゴミをあさる人たちがいて、ゴミ捨て場のそばには、ゴミをあさることを目的に集まった人たちのスラム街ができる・・・。

日本では信じられないようなことが、今でも世界中で起きていますね。
そう思うと、この物語というにも、あながち「嘘」ではないのだろうという気がします。

何ができるわけでもなかったりするのですが、「知ること」「興味を持つこと」というのは問題解決のためには不可欠なことでもあります。






Last updated  2018/04/24 08:04:36 AM
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2017/10/10

10月の3連休が終わりまして、かえって疲れた方も多いのではないでしょうか?
天気にも恵まれて、あちこちで出かけられた方も多いと思いますが、今回の連休を作った祝日は「体躯の日」です。
昔は10月10日と決まっていましたが、連休を作るために、法律で休みにくっつけることになったので、今年は10月9日でした。

さて、本日は「カエルの楽園」を読んで感じたこと。

百田尚樹さんと言えば、「永遠の0」のヒットで有名ですが、ここの所、ちょっと右翼的な発言でもいろいろ物議をかもしているようです。
と、私も書きましたが、「右翼的」とか、「左翼的」とかいったことも、実は結構意図的に行われるレッテル貼りかもしれませんね。
右翼と言えば、街宣車で大音響で軍歌を流す迷惑圧力団体を思い出しますし、言葉にもあまりいい印象はありません。
左翼と言えば、赤軍派などの革命を志向する運動家を思い起こし、これもまたいい印象ではないですね。
言い換えれば「保守」と「革新」ということになるのでしょうか。
問題は、極端でない、大多数の中心の人たちは「語らない」ということです。
大きな声を出しているのは、多くの場合、極端に走った一部の人。

実際には、左右に極端な人というのは少なくて、結構グレーな部分に大多数の人はいるのだと思います。
センターというものを決めてしまえば、右寄り、左寄り、という傾向は出てくるかもしれませんが、センターの位置だって、時代ととともに変わってくる、流動的なものですね。

さて、この本はご存じの方も多いとますが、現在の日本の置かれた状況を、カエルを主人公にして寓話的に書いた物語です。
物事というのは、「比喩」によって分かりやすくなりますが、この物語も、日本の置かれた状況を、カエルの世界に置き換えることで、分かりやすく表現したもので、大変読みやすいです。
ただ、傾向としては、「右寄り」です。

ここで「右寄り」と言いましたが、これもまたどこがセンターなのかによって、実は右寄りではないのかもしれません。

この物語というのは、そういうことも含めて考えさせられます。

この本の大きなテーマは「憲法9条」の非武装、交戦権の放棄です。
「憲法9条によって日本の平和は保たれた」とする主張がありますが、実際にそんなことを信じている人も少ないとは思います。
ただ、「9条を放棄したら、戦争に巻き込まれてしまうのではないか?」「徴兵制が復活するのではないか?」といった漠然とした不安を持っていることも事実です。
日本のマスメディアは、戦後生まれた時から「リベラル」なので、どちらかというと、左によった報道が多いということも、実は、ネットが普及してから世の中に知られるようになってきました。

そういう背景を踏まえて、いろんな意見を聞く、ということが大切ですね。

ということで、この本も、そういう背景や、著者の思想的な背景も踏まえたうえで、自分はどう考えるのかを考えてみることが大切です。

とても読みやすい本なので、普段は本を読まない人にもお勧めです。






Last updated  2017/10/10 07:42:55 AM
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2017/09/21

ネタもないので、本日は、重松清の「その日の前に」について。
その日とは、「ガンと宣告された妻が亡くなる日」のこと。
あまり考えずに買った本でしたが、思いのほか、重いテーマでした。

連作の短編集ですが、共通したテーマは「死」。
しかも、老衰とかじゃなくて「若くして・・・」という死。

病気で長く学校を休んでいる同級生のお見舞いに行く話や、主人公本人が突然「余命●日」を宣告されて、昔暮らした街を訪ねる話や、自分の母親ががんになってしまう話や、自分の妻ががんになってしまう話・・・・。
確かに、ある日突然、誰にでも起こりうる話。

人間、普通に生きていて、自分が死ぬ「その日」や、自分の大切な人が死ぬ「その日」を意識することはほとんどないけど、「余命」を宣告された瞬間に、一気に砂時計から勢いよく砂が流れ落ちはじめ、足がすくんで立ち尽くす。
そこから、「その日」に向かって、その日を意識しながら生きていくこと。
去る人、残る人、残す人・・・・。
とても切ないことだけど、最終的には受け入れざるを得ないもの。

重松清さんの作品は、これまで数冊読みましたが、根底に人間への愛情や優しさが感じられる作家ですね。
知らなかったのですが、この作品も映画になったり、ドラマになったりしているようです。

ちょっと気持ちの重くなるテーマですが、決して後ろ向きになったりすることなく、「生きること」に前向きな気持ちになれる作品でもあります。






Last updated  2017/09/21 12:50:14 PM
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