島根県浜田市 石見畳ヶ浦 その1
この日曜日は快晴の予報で、絶好の行楽日和。ということで、「せっかくいい天気だから」ということで、前日の夜に島根県の浜田に行くことに決定。私は山陰の海の景色が昔からとても好きなのですが、浜田に行くのは、24年ぶり。前回は、子どもがまだ小学生だった1994年。ただ、その時の日帰り小旅行のことを、夫婦そろってうろ覚え・・・。さて、最初の目的地は、「畳ヶ浦」。駐車場に車を停めると、ボランティアのガイドさんが、「ガイドしましょうか?」と声をかけてこられたので、お願いすることに。駐車場の脇に、この断崖。ガイドさんによれば、ここが大きな断層になっていて、下の方の礫岩の層は、ここが川底だった印なのだとか。1600万年とかいう、とてつもなく昔の地層だとか。そして、その断崖に彫られたトンネルを通っていくと、そこに畳が浦があります。トンネルの途中。海に向かって穴があいた洞になっていて、結構有名な心霊スポットなのだとか・・・。ガイドさんによれば、浜田沖地震の津波で犠牲になった漁師さんがここに流されてきて、それから、お地蔵さんを置く人が増えたとか。昔から沖合で海難事故があると、死体がここに流れ着くことが多いらしく、この日も、先日の台風の際に、大きな流木が流れ着いていました。トンネルの出口。海が見えます。トンネルの向こうに広がっている風景がこれ。奇岩の平らな岩場が広がっています。奇岩の代表格が、ノジュールといわれる、腰掛状の突起。ガイドさんによれば、貝の巣のあとで、貝殻のケイ酸カルシウムが固まって固くなったものだとか。そのため、周囲が浸食されても、そこだけが残って、ノジュールになるとか。しかし、このノジュールが結構高く売れるとかで、最近は盗まれることも多いとか。これが盗まれたノジュールのあと。「畳ヶ浦」の由来にもなったという裂け目。かつてここが海底であったころ、岩の裂け目から湧いていた湧水に貝が寄ってきて、その貝のケイ酸カルシウムが固まって、裂け目の縁が固く盛り上がっているのだとか。ガイドさんによれば、これが畳の縁のようにも見えることから「畳ヶ浦」というらしい。こちらが流木の化石。流木に貝が住み着いて、その貝が固まったものだとか。近づいてみると、確かに、細長いものがいっぱい重なって形を形成していることが分かります。この紐状のものが大昔の貝なのだとか。「畳ヶ浦」は千畳敷ともいわれるくらい広い場所です。腰掛状のノジュールの先に見える岩が、「馬の背」と言われるもので、畳ヶ浦の最高峰。ガイドさんによれば、「畳ヶ浦のダイヤモンドヘッド」だとか。ハード型の貝の化石。ハッピーシェル。見つけると幸せになれるらしい。この貝が立てに地面に埋まって化石になると、その断面がハート形になるらしい。ということで、「浜田 畳ヶ浦レポート」もう少し続きそうです・・・。