霧の中でのセッションは深層意識への胎内くぐり
セッションルームは急こう配の立地に立つ山荘の最下階にあるので上の道にある玄関から3階分下りて目の前に全開する窓に対面することになる窓外には人家も何もなく、いつもは谷を挟んで遠くの山だけが見渡せる大概の客はあまりの見晴らしの良さにあっけにとられる そんな驚くべき見晴らしなのに、今日は霧が立ち込めて真っ白で何も見えないさながら、ルームは霧の中に浮かぶ漂流船のキャビンだがそんな舞台仕掛けだからこそ傷つき難破しそうな魂をこぼさないように両手に携え歩むクラアイントに寄り添うことができる物音ひとつしない霧の中でのセッションは、クライアントののびやかさに手を貸し魂の再生を約束する母体回帰と胎内くぐりだセッションの場所にこれほどの装置が用意されていたことに改めて驚く霧は太古から神話を生み出す完璧な舞台装置だそして人の心はいつの時代でも神話だったホメオパスは神話の海を今日も静かに泳いでいくホメオパシーセラピールームSAHHO