堅香子のつぶやき

2004/08/07(土)06:52

絵本とおもちゃによる対話

まだ、娘が生まれたての赤ちゃんのころ、 育て方に悩んでいたことをフリーページに書きました。 最初は早期教育をしたいと思い、実際にしていました。 けれど、精神的にまいって断念したのです。 今も早期教育をしたい(もしくは一部していると言える) とも思っています。 けれど、フラッシュという方法がどうしても受け付けられなかったのです。 フラッシュとはカードなどを高速でめくっていき、 右脳に情報を入れていく方法です。 もちろん、これを悪いと思っているわけではありません。 また、効果がないとも思っていません。 むしろあるだろうと考えています。 けれど、この方法だと、どうしても「自分のため」に 知識を娘に入れているという思いが抜け切れなかったのです。 「自分」が頭のいい子がほしくてやっている。 これはものすごい罪悪感でした。 あくまでもこの思いは私の中にあったものです。 なさっている方を批判しているわけではありません。 それから、知的な子には今もしてあげたいと思っています。 ただし、「母親」のためではなく「娘自身」のために。 そんなとき出会ったのが『好きッ! 絵本とおもちゃの日々』。 ここには絵本やおもちゃで子どもと「対話」するとあったのです。 そう「対話」これがなかったから、 フラッシュがつらかったのだと気づきました。 フラッシュはどうしても一方通行な感じが否めなかったのです。 そこで、思い切ってフラッシュはしないことにしました。 効果があるとわかっているものを止めるのは、 勇気がいりました。 けれど、母親である私が辛いと思いながらする育児は、 問題があると考えたのです。 そして、始めたのが絵本とおもちゃで、 子どもと一緒に遊ぶ育児でした。 赤ちゃんや幼児をお持ちの方はよく理解してくださると思うのですが。 言葉を増やすのに語りかけは必須です。 けれど、赤ちゃんや幼児に言葉をかけるのは難しいのです。 なぜなら、会話にならないから。 こちらが一方的に語るとき、どうしても「かわいいわね」「いいこね」など子どもに関することか、 日常の内容に語彙が限られてしまいます。 育児をしていて、自分はなんと少ない語彙で生活しているかと思い知りました。 また、親子のコミュニケーションとして、 一緒に遊ぼうとしても、赤ちゃんも幼児も まだ、遊びのルールはわからないし、守ろうともしてくれません。 そんなとき、ツールとなるものがあると楽なのです。 例えば、昔話など読めば、時代を語れます。 物語は日常にありえない、立場の登場人物が現れます。 お姫さま、王子さま。魔法使い。 本当に多種多彩な言葉がでてきます。 そして、絵本の内容に関しての親子の会話も生まれます。 おもちゃで言えば、 積み木やパズルなどを使えば、容易にルールや やり方を説明できます。 まず、親がやって見せればいいわけですから。 また、赤ちゃんがルールを理解できなくて、 全然違った使い方をしても、 それはそれで、楽しいコミュニケーションになります。 結局、何かがないと親のほうが間がもたないのです。 ですから、おもちゃと絵本選びで意外と重要なのは、 親があきないものなのです。 けれども、大人も楽しめるクオリティのおもちゃや絵本は、 少ないのが現状です。 日本のおもちゃメーカーや書店さんおもちゃやさんに ぜひがんばっていただきたいなと思っています。 『好きッ! 絵本とおもちゃの日々』の著者、相沢康夫さんの著作です。 『好きッ! 絵本とおもちゃの日々』 『まだ好き… 続・絵本とおもちゃの日々』 『おもちゃの王様』

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