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カテゴリ:つぶやき
長く日記を書かなかったので、ご心配してくださった方もいらっしゃるようでした。
ごめんなさい。 帰省中に娘が高熱を出し、それが終わったら、今度は主人にうつったようで、ちょっと夏風邪と戦っておりました。 ご心配くださった方、ありがとうございます。 お返事も折を見て書くので、お待ちくださいね。 しばらく、書かないと、やり方忘れますね。 あ、私だけかしら。 実は、家族の病気の間にずっと読もうと思って読んでいなかった『隠された十字架』を読んでおりました。 いや、面白かったです。 実家に帰ったときに漫画のことを書きました。 というのも、実家は私が残してきた漫画がたくさんあるんです。 それで、懐かしいなと読んでいたわけなのですが、 そういえば『日出処の天子』はこの『隠された十字架』 に影響受けてたんだっけ、と思い出しまして。 書店で買って読んでいたわけです。 山背大兄王子が実は藤原氏の陰謀によって 殺害されたというくだりは、感心してしまいました。 もちろん、説はいろいろあるし、 反論も相当出たそうなのですが、ありえるなぁというのが正直な感想でした。 それにしても、山背大兄王子、以下25名の自害は凄惨な情景だったでしょうね。 歴史上、ここまでひどい話はないでしょう。 やっぱり、聖徳太子が気の毒になります。 陰謀をたくらんだ側からすると、怨霊となるだろうと恐怖する気持ちはわかります。 法隆寺が鎮魂の寺というのは、この説しか読んでいない私には、なんともいえません。 ただ、当時は怨霊の思想はなかったと反論もあるようですが、 死者への恐怖というのは、人間の感覚としてある気があるのですよね。 ましてや、それが、殺害されたとなったら、 あると考えるほうが自然な気がします。 当時の人が無霊魂説を持っていたとは思えませんので。 霊魂があると思っていれば、そりゃあ死霊の怨恨は充分、想像できると思います。 この本を読んでから、『馬屋古の女王』の後の話があるとすると、どうなったかが想像できました。 割と山背大兄王子と蘇我入鹿の仲が良いので、この後を考えてどうなるのかと思っていたのです。 でも、山背大兄王子も入鹿も陰謀にはめられたとしたら、 納得がいくんですよね。 久しぶりに面白い本を読みました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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