石
大きくて丸いモノ小さくて尖っているモノキラキラしているモノ地味な色味のモノ沢山の石があるそんな中で、特に美しいモノが宝石と呼ばれ沢山の人の注目を集める大きなダイヤモンドには人が群がるけれど同じ大きさの平凡な石は見向きもされないそう考えてみると石って人と同じなのかもしれないでも石も人も中身は割って見ないと分からないもしかしたらダイヤモンドと同じ大きさの平凡な石の中にはまだ見ぬ美しい色が見えるかもしれない化石なんかが入っていて、ダイヤモンドよりもずっと価値があるのかもでもダイヤモンドより、価値がある石より平凡な石が好きだという石マニアもいる何に価値があると思うかそれによって石の価値は様々に変わる遠い昔、秀吉が日本を治めていた頃欧州の人々がやってきて、日本に宝石を持ってきた宝石は欧州では金よりも価値があったのに当時の日本人は、綺麗なただの石だそう思う人がほとんどだったらしいそれを知った後で、デパートのケースに並んだダイヤモンドを見るとただの綺麗な石のような気もしてくるその辺に転がっているコロコロとした丸い石やハート型の石の方が面白いかもでも、やっぱりダイヤモンドが美しい事には変わりない何が美しくて、何に価値があるのか結局決めるのは、自分自身ダイヤモンドか道端の石かはたまた、遠い月の石か貴方が選ぶ石はどんな色や形をしているだろうきっと1つとして同じ石は無いに違いない