カテゴリ:演劇~観劇の感想
ちょっと池袋駅からは歩きましたが、
いつもながら恒さんのブログに助けられてたどりついた小さなカフェ。 奥行きも幅もない中、上手く工夫して上演してましたね。 ストーリーはどこの家庭にでもある些細な出来事といったところでしょうか。 でもね、そのひとつひとつがとても緻密で、うまく重なり進んでいく。 恒さんらしい、あったかい話に出来上がってました。 話として出来上がっているということは、これをどう自然に演じるか、どう心に響かせるかは役者達次第なわけで・・・三ツ星のワークショップで出会った若い彼らが演じる。 それぞれ悩み、やっては壁にぶつかり、クリアしてもまた先がある・・・まだまだ未熟なところもありますが、いやいやどうして頑張ってましたよ。 ちょっとした勘違い、早とちり、思いこみから、自分の命がもう短いと信じてる父。のんきで明るい母。最初、なんかこの2人のやりとりの“間”に慣れず、特に母の台詞のなんか間延びした感じに違和感を感じていたんですが、途中で慣れました(笑)この母が持つキャラがこうなんだなと。“間”とか“ため”って、あきすぎても駄目だし、つまりすぎても駄目だし、芝居は一人じゃなく相手もいるし・・・ひとつ間違うと芝居じゃなくて漫才みたいになっちゃうしね。こんな母に対して、父は自然な感じの“間”だから余計に違和感感じたのかも。 台詞といえば、娘役の岩井千明ちゃん。いまどきの子のしゃべり口、違和感全くなく自然だったなぁ~おそらく普段使ってないしゃべり方で苦労したでしょうねぇ。 しめとして、なんか納得いかなかったのは、思っていた終わり方じゃなかったからでしょうか。最後に、父が、余命いくばくもない病ではないってことがわかった時の父の様子までみせてくれるものだと思っていたので、ちょっとばかし肩すかし食らった感じがしました。そこまで描くか否かは脚本家の自由なわけですが、観る側に期待をさせてしまう(いや勝手に思いこんだだけ)とオチがなくて、観終わった後にすっきりとしない何かがちょっとばかし残る。私てきにはそこまでやってほしかったな。 帰りに啓二さんにもう少しきちんと感想伝えたかったのに、ちょうどこの日は夕方から計画停電が予定されていて、帰宅を急がなければならなかったのが残念でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年05月02日 02時59分20秒
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