西條剛央のブログ:構造構成主義

2007/12/22(土)14:36

なぜ12月は忙しいのか?

哲学(24)

師走とはよく言ったものですが、なぜ12月は忙しいのでしょうか? 「そんなこと考えているから余計忙しくなるんだ」というつっこみももちろんありですが、心を亡くしちゃおしまいよということで、あらためて考えてみました。 いろいろ思い浮かぶと思いますが、僕の考えはこうです。 「みんな忙しいから」 これに尽きると思う。 年末年始に向けて仕事が前倒しになり、年内の締め切りも差し迫ってくる。しかし、それが自分だけなら、これほど忙しくはならない。 みんなが同じように忙しいため、差し迫った依頼や催促などが突如舞い込んでくる。もちろん、こちらも思い出したかのように書類を送ったりする。この「多忙の相乗効果」が忙しさに拍車を掛ける。 加えて、複数の忘年会、クリスマス、大晦日、年賀状書きなどイベントも多く、そんなことやっている場合じゃないのに、「まあそれはそれだし」といわんばかりにみんなで集まったりするので、結果、多忙を極めることになる。 こんなことがわかっても、忙しさが減ることはないが、「自分が今まさに忙しい理由」を幾分か納得して過ごすことができるかもしれない。 たぶん、これは哲学の役立ち方の一つのバリエーションなのだろう。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る