2011/04/23(土)11:45
支援者自身が健康でいること
毎日新聞から取材の連絡が。南三陸町の現地に入っていた記者さん。ぜひ「ふんばろう東日本支援プロジェクト」を記事にしたいと。大手メディアが津波被災地の過酷な現状とこのプロジェクトについて記事にすることの意味はかなり大きい。志高き記者さんだった。あの惨状を黙って見過ごせなかったのだろう。
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今日は後方支援臨床家サイト http://bit.ly/dFW0UAを立ち上げたアシル治療院で施術を受けました。かなりひどい状態だったようで、「震災前とはまるで別人」と岡田さん。「うわー、こりゃひどいや、ははははっ」と若林さん(笑)。おかげさまで見事に元の体に戻りました。感謝!
体重は落ちているけどむくんでいる。考えてみるとこれほど寝なかったことも、息つく暇もないというほど忙しかったことも人生で初めて。「よしここも通った」「ここもつながった」と元の身体に戻して貰う人造人間になったような気分。通いはじめると全身が滞っていたことがわかる。
施術によって痛かった場所が痛くなくなっていく、むくんでいた場所がすっきりしていく。脈が正常に戻る。身体って構造なんだなと思った。構造が歪んでいると流れが滞り、機能が低下する。
その後研究室で震災後はじめて、猛烈な眠気というやつに遭遇した。どうしようもない眠さで電話に出ることもままならない(僕はもともと8時間~10時間は寝ないとだめな人なのだ)。身体が正常に循環し、機能しはじめた。
でも勧めてもらわないとなかなか行けない。なので東京にこられている被災者や、激務のスタッフ、現地から戻られた方は、ぜひ後方支援臨床家サイト http://bit.ly/dFW0UA からお申し込みを。臨床家が無料で施術を提供するプロジェクトです。長期戦ですから健康管理も必要です。
こういう状態での疲労は本人はあまり自覚症状を持ちにくい。だからこそ厄介だ。でも今日施術してもらわなかったらどこかでまずいことになっていたかもしれないと思った。
自己犠牲の精神は、あらたな要支援者を増やすことになりかねません。
自分自身のケアも忘れないようにしましょう。
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(早稲田大学大学院商学研究科MBA講師 西條剛央 Twitter(saijotakeo))
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