2010/11/20(土)07:17
憧れのフライト・ジャケット
夏も終わり秋の風が吹き始めるころ
押入れの奥にしまってある秋冬物の服を引っぱり出す。
衣替えの季節である。
その中にとても思い出深い一着がある。
学生時代、なけなしの金を握りしめアメ横に買いに行った
フライトジャケットだ。
所謂、MA-1という奴だ。
当時映画狂であった僕は『タクシー ドライバー』の
ロバート・デ・ニーロがMA-1を着て
NYの街並みをバックに歩くポスターに憧れていた。
映画マニアのなかには
僕のようにMA-1に憧れる人間が多かっただろう。
しかし、そのMA-1は決して安くはなかった。
今は安価で手に入れる事が出来るが、30年前は違った。
完全アメリカ製であり並行輸入しかなかった。
そしてとても貴重なものであったのだ。
アメ横の米軍関係を扱っている店で
5万円弱したと思う。
正に清水の舞台から飛び降りる覚悟で購入したのだ。
そして毎年、秋から初冬にかけて僕の体の一部となったMA-1。
これってすごくないかなぁ?
30年現役の服。
80年代になってトム・クルーズ主演の『トップ・ガン』で
日本では爆発的なブームになった。
邦画でも『チンピラ』のなかで
柴田恭平が着て話題となった。
作りが違うのか、いい仕事してるゥ~。
あと何年着ることが出来るだろう。
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