050943 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

猫たぬきの「シナリオ」は、どうでしょう?

猫たぬきの「シナリオ」は、どうでしょう?

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

Office猫たぬき

Office猫たぬき

カレンダー

カテゴリ

バックナンバー

2024年04月
2024年03月
2024年02月
2024年01月
2023年12月

コメント新着

 Office猫たぬき@ ありがとうございます。 初めまして、ほうき星さん。 コメントが大…
 ほうき星@ Re:小説「夢幻~ゆめまぼろし~」 最終話「本能寺 後編」(07/17) 胸に染入るような信x濃小説、素敵でした…
 Office猫たぬき@ 初めまして ありがとうございます。 そのうち、覗か…
 みぃちゃん(゚∇^*)。。。@ 初めましてっ! ブログ記事読んでみました^^v 私もブ…
 Office猫たぬき@ お越しやす~♪ シンクロしてるっしょ?(笑) 人によっ…

ニューストピックス

2009年04月27日
XML
カテゴリ:思うこと
 たまに言われるセリフ。
 「モノを書く人の頭の中って、一体どうなってるの?」
 
 私は特別変わったことをしているわけでもないし、ごくごく一般的な思想をしてると思っている。(自分では)
 人間観察や、空想・妄想したりする趣味はあるけれど、(←この辺ですでに「一般的」ではなくなっている気もするが)、それで他人にひどく迷惑をかけたこともなければ、今まで職務質問を受けたことは皆無である。(←これが自慢)
 しかし、どうも「モノ書き=変わってる」という考えが通説だそうで。

 なので。
 少し考えてみることにした。
 そして、たどり着いた結論。

 「モノをつくる」ひとの頭の中身。
 それって、「おもちゃ箱のようなもの」じゃないか、ってこと。
 みんなみんな、頭の中に「おもちゃ箱」を持っている。

 思い出してみよう、おもちゃ箱の中身。
 お人形、ぬいぐるみ、積み木、風船、ビー玉、お手玉、トランプ、けん玉、絵本、鈴、カスタネット、ハーモニカ、デンデン太鼓、インスタントカメラ、スケッチブック、クレヨン、絵の具、色鉛筆……。
 色とりどり、形もさまざま。だけど、子供にとって夢のあるものが詰まってる魔法の玉手箱。
 ありとあらゆる思想が、そこから生まれた。

 ビー玉やお手玉を、人前で器用にやってみせるのが上手いのが「大道芸人」だとしたら……。
 カスタネットやハーモニカが上手い人は、心地良い素敵な音色を響かせる「音楽屋」さん。
 真っ白いスケッチブックに、素敵な色で夢のような世界を表現するのが、「絵描き」さん。
 カメラのファインダーを通して、今その瞬間を捉える、優しい「時間の押し花屋」さん。
 お人形やぬいぐるみを相手にお友達になれて、楽しく情感を込めておしゃべりするのが上手い人は、「舞台役者」で。
 空想の中で、お人形やぬいぐるみ、みんなとお花畑で花を摘んで首飾りを作ったりお話したり、絵本の中にまで入っていって、まったく違う展開や、結末の違う続きのお話を作るのが上手い人は、「脚本家」……。

 子供の時にしか見えないもの。聴こえないもの。出逢えないもの。
 子供の頃は、みんな空想家であって、冒険家だった。
 エネルギーの満ち溢れる小さな体でいっぱい深呼吸して。
 何にでもなれる気がした。

 しかし。
 大きくなるにつれて、おもちゃ箱の中身は、大人によってどんどん取り替えられていく。
 汚れたぬいぐるみやお人形は捨てられて、代わりに参考書やパソコンが入れられる。
 年と共に、きれいなビー玉や、色とりどりの絵の具やクレヨンは、付け爪や、口紅・アイシャドーに変わっていく……。(ドレッサーの中身は、大人の女の魔法箱として、別な意味で夢(?)があるかもしれませんが)
 もはや「おもちゃ箱」は夢の玉手箱じゃなく、現実のクローゼットとなっている。

 「モノをつくるひと」って、みんな変わってるわけじゃない。
 「好き」という想いが、走らせる。
 今でも幼い頃の夢を。
 覗くだけで楽しかった「おもちゃ箱」を頭の中に持ち、
 昔はみんなが持ってた夢のような時間を、現実と折り合いながら、今も紡いでいるだけ。
 





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009年04月27日 21時31分58秒
コメント(0) | コメントを書く
[思うこと] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.