やっぱり山と花が好き

時々思う。故郷ってなんなんだろう。好きなんだけど、帰省の度に心が乱れるんだ。介護を必要とする母の為に、帰省の時はヘルパーさんを休ませて、三食の食事作りと身体のケア、排せつのケアまで一生懸命やっている。ところがたまにしか来ない次男兄の言葉が針のようにぐさりと胸をさす。長男兄の１年忌に来た次男兄の言葉にムカついた。いきなり自分の嫁がやるべきことじゃないよ〇〇さん。「私はあなたのお嫁さんにやるべきと言ったことは一度もないっ。愚痴ったこともないっ。自分の親だからやるよ。やっているでしょう！！」「自分は何をやった、妻は何をやった」・・・ムカッ、そんなことしか言えないのか！！自分と自分の妻を褒め称える前に、自分の実の妹や弟の労ねぎらいもできないのか！！と怒りが沸騰して来るんだ。自分の母親、妹、弟への愛情のひとかけらもない！！と私は悲しくそして寂しくなるんだ。たまに実家の母を見舞って１時間で帰るのと２４時間１０日間～１ヶ月介護するのとでは大きな違いだ。大変さが分かるはずだ！と叫びたくなる。でもグッと我慢我慢。乱れた気持ちを心の片隅に隠している。表に出すと喧嘩になるから、それは避けようといつも泣き寝入り(-_-;)ホントカ・・・オイ・・ホント。仲良しの同級生と飲みながらそんな話をすると、「絶対に口に出すなよ。世の中にはそういう人もいるもんだ。でも喧嘩するな。いつか丸く収まる時が来るよ。永遠に丸く収まる時が来なくても良い。負けて勝つ。心を強く持とう。何を言われても「おかげさまで」と「ありがとう」と大きな声で言えばいいよ」と。そんな仲間がいて心強いよ。でも思い出すと涙があふれる。そして故郷ってなんなんだろう？？たった一人の兄の言葉が原因で、心が乱れる。本当は本当は故郷が大好きなのに・・・。