2018/06/19(火)18:07
死闘!ピロリ菌 薬疹出るも除菌継続日記 中編
ピロリ菌との死闘の記録を時系列にまとめてみました。
ちなみに
ピロリ菌の除菌とは
専用の抗生剤を1日2回 7日間飲み続ける事です。
1度でも飲み忘れたりしたら除菌に失敗する可能性が非常に高くなります。
服用を中止すると当然除菌に失敗しますが
ピロリ菌に抗生剤の耐性ができてしまいさらに除菌が難しくなります。
薬疹とは
薬の副作用によるアレルギー反応。
全身に紅斑が現れ重症化すると死に至る事もある。
このブログは
ピロリ除菌薬で副作用である薬疹が出たにも関わらず
服用を続行するという暴挙に出た筆者の忘備録です。
●ピロリ菌除菌薬を服用する。
1日目 日曜日
特になし、酒を飲んだ
酒はだめって言われてなかったような気がする。
2日目 月曜日
股間にかゆみを感じる。よくみたら脇の下も真っ赤になっていた。
3日目 火曜日
股間から太ももの付け根に赤い斑点がびっしり。薬疹だと気づく。
ここで、除菌を中止するかどうか大いに悩む。結果、除菌継続を決定。
4日目 水曜日
薬疹がお腹、胸、背中に広がる。痒くてたまらん夜寝てても目も覚める
5日目 木曜日 腕や足まで薬疹が広がる
さすがに痒みに耐えられなくなって皮膚科を受診。軟膏と飲み薬を処方してもらう。
軟膏は最強のぬりぐすりでよく効いたこれで持ちこたえるかも
ただし・・・・
もし、薬疹が全身に広がったり
顔にまで薬疹が出たら即刻ピロリ除菌薬の服用を中止して
病院に行く事と、強く言われた。
すでに薬疹は太ももの付け根から始まって
お腹、胸、背中にまで拡大。
ついに、腕、太もも、そして、頭皮(髪の毛で見えないけど)までびっしり発生している。
薬疹が全身に広がるのは時間の問題。
恐らく、あと、2~3日
薬の残りはあと3日。
薬疹が全身に広がるのが早いか
それとも、薬を飲み終わるのが早いのか
まさに死闘と化したのであった。
●念のため病院でもらったお薬
塗り薬
デルモート軟膏
医師曰く、最強の痒み止めらしい。
デルモベート軟膏は最強のステロイドです。
ステロイド外用薬の強さは、1群から5群の5段階にランク付けされますが、この薬は1群[最強]に分類されます。効能も強い作用が期待できますが、副作用も強いという使用に際してかなりの注意を要する薬なのです。
飲み薬
アレジオン
主に花粉症に使われる効アレルギー剤
じんましん等にも有効。
デルモートはのたうち回るような痒みが一気に抑えられた。
アレジオンはあまり効かなかった。
しかし、これで最終日まで戦えるような気がしてきた。
ついでに援軍を要請
●ヨーグルをLG21を買ってきた。
LG21は市販のヨーグルトなのだが、胃酸に強く胃の中でも死滅しない優れた乳酸菌だ。
LG21は胃の中で乳酸を生成する。強酸の胃の中で生きているピロリ菌は胃酸(塩酸?)には強いらしいが
乳酸には抵抗できず死滅するらしい。
LG21だけではピロリ菌を除菌する事はできないらしいが、(減菌ならできる)
ピロリ菌除菌薬を併用する事によって、ピロリ菌の除菌成功率が10%以上も向上するらしい
ちゃんとデータもある
このヨーグルトを1日3回食する事にする。
頼んだぞLG21
6日目 金曜日 薬疹がほぼ全身に広がる。どう考えても薬の服用を中止するべきなのだが、あと1日がんばる事にする。さすがに痒くて眠れん。アレジオンは効いてない。デルモートは最終日のために温存することにした。
薬の服用を続行したのだが、一応引き際はわきまえている。
もし、眼や口などの粘膜に水ぶくれ等ができたらそれは「スティーブンス・ジョンソン症候群」なので
そうなった時は服用を中止する。命に関わるからだ。
7日目 土曜日 いよいよ最終日。
薬疹が顔面にも広がる。
恐ろしいほどの全身の痒み。しかし、目や口の水ぶくれや血便などの致命的な症状には至ってないので薬の服用を続行する。私も辛いが敵(ピロリ菌)も辛いに違いない。
あまりの痒さに温存しておいた、最強の痒み止めステロイド剤を全身に塗りたくる。
全身がにちゃにちゃして気持ち悪いはそうは言っていられない。
それでも、痒みは完全には治まらない。
そうこうしているうちにどこかで風邪をもらったようだ。
(免疫が落ちてる?)
微熱で身体がゾクゾクして寒いのに、皮膚の表面は炎症で熱いという状態
もう、わけがわからない。まさに最終決戦だ。
しかも、この状態で普通に仕事をしている自分を褒めてあげたい。
さすがに夜の弁当配達だけは休ませてもらった。
そして、ついに服用完了・・・・・
ここまで無理して除菌薬を服用したのに
除菌に失敗してたらただのバカだな・・・
(;´д`)トホホ…
つづく・・・・・・・・・・
最後に、
なぜ、私がこれほどピロリ菌の除菌にこだわったかというと
働き盛りなのに若くして胃がんでこの世を去った知人と、その家族を知っているからです。
ご本人は相当に無念だったと思うし、その家族も声をかけられないほど気の毒でした。
タイムマシンがあるならその方にピロリ菌の事を教えてあげたいと思うのです。
そして、我が身にもそういう事が振りかかる事はあると言うこと。
ならばできるだけリスクを下げておきたいと思ったのです。
※薬の服用による薬疹は医学的にも非常に危険な状態です。
絶対にこのブログの真似はしないで下さい。薬を服用して薬疹が出た方は
即刻薬の服用を中止して医療機関を受診して下さい。