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カテゴリ:お酒の話
昨日は11月の第三木曜日。
ボージョレ・ヌーボーの解禁日でした。 さっそく、特別なボージョレ・ヌーボーで乾杯です。 これは「ルイ・テトーさん」の、ボージョレ・ヌーヴォです。 ルイテトーさんは、家族経営の少量手作りのボージョレ生産者で 大手メーカーの大量生産のボージョレ・ヌーヴォとはまったく違う、 フレッシュでフルーティー香りと味わいが特徴です。 ルイテトーについて語りだすと相当長くなってしまいますので割愛しますが このボージョレ・ヌーボーはそんじょそこらの スーパーやコンビニで売ってるのとは訳が違います。 しかも、そのルイテトーのボージョレ・ヌーボーを 樽で輸入した物を日本で瓶詰めした物です。 そもそも、ボージョレ・ヌーボーはぶどうの収穫を祝う収穫祭用のワインで 仕込んだワインをすぐに飲むタイプで 普通のワインに比べて熟成期間がものすごく短いのです。 それゆえにワインというよりもぶどうジュースのようなフレッシュさが特徴ではあるのですが やはり熟成期間の短さは補えません。 ところが、樽詰めの場合は、飲む直前まで樽の中に入っているので 瓶詰めの物と比較して圧倒的に熟成期間が長く 同じ仕込みのワインでもまったく別物と化しているのであります。 ま、これに比べるとスーパーやコンビニで売ってる 大量生産のボージョレ・ヌーボーとは 次元が違うというか、 そもそも別のワインです。 さて、前置きが長くなりましたが 今年のボージョレ・ヌーボーのお味は・・・・・・・ 最初に口に含んだ時は、酸を強く感じますが、酸がするっと抜けた後は 滑らかな濃さの果汁が口いっぱいに広がる感じです。 ボージョレなのでそもそもタンニンは強くないのですが このボージョレ・ヌーボーはそこそこ腰が強くしっかりしてます。 こういう言い方をすると怒られるかもしれませんが 出来の良いサンテミリオンの滑らかさです。 普段ワインを飲む習慣の少ない方だと、酸がキツイ印象があるかもしれませんが それは飲み方を間違っています。 ボージョレ・ヌーボーは仕込んだワインを充分な熟成期間をかけずにすぐに飲んでしまうワインです。 人間で言えばやんちゃ坊主。ちょっとツッパリ君とでも言いましょうか? そんなツッパリ君を外観だけで判断するようなものです。 こんなツッパリ君が将来大物になったりするのです。 話が外れました。ボージョレ・ヌーボーに戻ります。 今年のボージョレ・ヌーボーはすぐに飲んではいけません。 グラスに注いで香りを嗅ぎ、多少なめたら グラスを回しながら会話を楽しみましょう。 最低でも30分、グラスの中でゆっくりとワインを遊ばせるのです。 ・・・・・すると・・・・・・・ ワインが別物に変化しています。 さっきまで、やんちゃ坊主だったのがあら不思議。 高級サンテミリオンのような紳士に変身しているではありませんか。 おおっーーーーーーっ! (´∀`) これがルイテトーの真骨頂です。 はっきり言って・・・・・・ ウマ━(●゚∀゚●)━ !!!! ああ、幸せっす。(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.11.18 11:36:06
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