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カテゴリ:TV・ラジオ・本
いつものようにネットを徘徊していたある日の事・・・・・・
何気に奇妙な画像を見つけた。 それは宇宙戦艦ヤマト!!! 何が奇妙かと言うと、私が見たことのない絵柄だったのだ。 宇宙戦艦ヤマトと言えば、私が中学生の頃に大ヒットしたアニメであるが ヒットに気を良くしたNプロデューサーが 映画の内容をへし曲げて続々と続編を作り続け始めたのであった。 当時、ヤマトに夢中になっていた私だが、拝金主義の匂いに嫌気がさして だんだん興味を無くしていったのである。 一応、完結編までは見たけど・・・・(笑) 私は松本零士が好きで、彼の漫画は大半読んでいたように思う。 宇宙を舞台にした広大でハードな世界観に魅了されたとでも言おうか。 初めて宇宙戦艦ヤマトを見た時もヤマトが松本零士の作品だと疑わなかったのだが 実際はNプロデューサーがヤマトの発案者で松本零士は世界観を構築した協力者という事を 知るのはずいぶん後になってからだ。 ただ、ヤマトのヒットで松本零士の人気にも火が付いて 彼は銀河鉄道999とかで忙しくあまりヤマトに関わらなくなってきた。 最初のヤマトは松本臭がするが、2作目以降だんだん松本零士の匂いが薄くなってくる。 絵柄的にも松本的な絵柄からどんどん離れていく。 まさにNプロデューサーのやりたい放題。 その結果、ヤマトがつまらなくなってきたのだ。個人的にはそう思っている。 ・・・・で、話は戻るが ネットで見つけた私の見たことにない画像とは 松本臭がぷんぷん匂うが比較的新しそうな画像だったのである。 調べてみると、それはゲームの画像であった。 10年以上前のになるが宇宙戦艦ヤマトを題材としたシミュレーションゲームとして プレイステーション用に販売されていたものであった。 松本零士が全面的に監修しているようで 基本的にTV・映画のヤマトを下敷きにしてはいるがかなり改変されている。 ストーリー部分には差し込まれている動画はすべて新作。 松本臭のぷんぷん臭う作画だ。 もちろん、プレステなんて持ってないし、ゲームする時間もないが Youtube等でプレイ動画を見る事ができるんですよ。 便利な世の中になりましたねぇ・・・・ 松本臭ただよう古代進 なぜかヤマトの館長席に座る熱血古代守 見たかった。松本版サーシア 違うのは絵柄だけではなくストーリーもかなり改変されている。 このゲーム版ではスターシアは死なないし、サーシアも死なない。 古代守は大活躍するし、おまけにトチローなんてキャラも出てくる。 当時、ヤマトに関わっていた松本零士は 特攻を美化するような演出を嫌い 生き残って再建の苦しみを描くべきだと主張したらしいが Nプロデューサーに押し切られたらしい。 それゆえにこのNプロデューサーが関わっていないゲーム版ヤマトは 松本零士が本来やりたかったヤマトなんだろうなぁと思う。 そもそも、私も特攻を美化するような演出は好きではない。 それでも誰かが犠牲になるような演出は物語を盛り上げるのか 現在の映画やアニメでも誰かが死ぬ描写が多い。 制作側も「ここで誰かを殺して観客を感動させよう」なんて安直に思っているのかもしれない。 まさに思考停止状態に思える。 このところ、憲法改正等で政治の世界もきな臭い匂いがしてきたが このままだと取り返しのつかない方向へ進む可能性もあるように思うのだ。 ネットでは「謝ったら死ぬ病」なんて訳の分からない話もあるが かっこわるく生きるより死ぬ方がいいなんて風潮は絶対におかしい。 松本零士の漫画では 「負けようが屈辱にまみれようが、泥水すすっても生き延びよう」的なメッセージが多い。 今の特に若者には松本零士の漫画を読んで欲しいものだ。 そして、今回のゲーム版ヤマト。 私もこれを見たかったんです。 長年、喉に引っかかっていた物が取れたような気分です。 このゲームを制作した方に感謝感謝!!! 追記 最近ヤマトのリメイクアニメで「2199」や「2202」があります。 実のところ2199の第1話しか見てませんがこれは名前や設定を引き継いだ 全く別の作品のような気がしてます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.09.08 11:01:34
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