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カテゴリ:修理ネタ
先日の日曜日。嫌になるくらいの大雨でしたが
外出する用事があって松山に行ってきました。 ・・・・・ 前々から車のエアコンのファンの音がおかしいというか 妙な感じだったのだが、突然エアコンが効かなくなった。 風がまったく出なくなったのだ。 大雨の日にエアコンが効かないと辛いよ。 結局タオルで窓の曇りを拭き取りまくる羽目になった。 (;´д`)トホホ さて、このままでは寒くなった時に暖房すら効かない。 これはさすがに困る。 エアコンのスイッチを入れると電磁クラッチでエンジンに負荷がかかるので コンプレッサー等ではなく単に風を送るモーターが壊れたっぽい。 最初はヒューズが飛んだだけかと高をくくっていたが 時々気まぐれでモーターが動いたので犯人はブロアモーターに決定。 で、さっそく分解してみた。 車の運転席と助手席の間の奥にブロアモーターはある。 たったのネジ3本だけで取り外す事ができる。 できるんだけどねぇ。狭い上に色々ごちゃごちゃした場所で手が入らない。 あーあ、やっぱ車のダッシュボード周りは嫌いです。(笑) で、やっと取り外しました。ブロアモーター。 画像を撮り忘れたので一般画像です。 ただのモーターに妙な形のファンが付いているだけの単純なものだ。 こいつを交換すれば良いだけ。 ネットを検索すると交換用のパーツが4000円位で手に入る。 さっそく注文しようと思ったがとりあえず外したモーターで遊んでみる事にした。 外したモーターのコネクタに12Vの電源を繋いでみた。 すると・・・・・ 動くじゃん。 モーターは死んでない。 あれぇ???? (・_・?) ブロアモーターなんて消耗品扱いで、壊れたら部品交換が常識なのだが そもそもモーターが壊れるってどういう事? モーターなんて電線と磁石の単純な組み合わせ。 電線が焼き切れるとか磁石が割れたりするもんだろうか? 外したブロアモーターは完全には死んでないようだし 交換部品を注文しても到着まで数日かかるので、せっかくなので 外したブロアモーターを分解する事にした。 で、分解してみた。 写真を撮り忘れたので、画像は工作用の小型モーターのものだ。 大きさが違うだけで構造はまったく同じ。 中心に回転する軸あって、周りに磁石が埋め込まれている。 真ん中の軸にブラシが触れて電気を供給する。 ブラシと軸は触れているのでブラシが摩耗して限界を超えて減るとモーターの寿命だ。 古いモーターなんかはこのブラシも簡単に交換できるようになっていて 手入れすれば何十年も使えるのだ。 ところが、分解したブロアモーターのブラシは減っているもののまだまだ使える状態。 よく観察してみるとモーター内部は錆か何かの粉のような物が溜まっている。 オートバイのドラムブレーキの内部に似ているかも。 おそらくこの鉄粉のようなものが軸の回転を悪くしているだけのようだ。 もちろん小型モーターなので軸にベアリングなんてものはない。 モーター内部を真鍮ブラシ等でお掃除してエアで鉄粉を飛ばしておく。 そして、軸と本体の当たる部分にグリスをたっぷり塗って組み直してみた。 で、元通り車に取り付けてみた。 ・・・・・ すると、今までの事がなかった事のようにモーターが動き始めた。 なーんだ。 モーター内部にゴミが溜まって動きが渋くなっていただけの事だったのだ。 危なく4000円も出してパーツを買うところだった。(笑) モーターが動かなくなったら寿命なので部品交換。 これが常識のような気がしていたがどうもそうではないらしい。 私も変な常識に凝り固まっていたようです。 やってみなければわからない。 何事もチャレンジですな。(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.09.12 18:23:44
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