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カテゴリ:アウトドア
前回ご紹介した中華ラジオ hanrongda HRD-701
玩具っぽい外観ながらなかなか侮れない性能を秘めています。 今回は一番肝心な感度テストをしてみました。 比較対象はもちろん世界のSONY しかもすべてmade in JAPAN とはいえ、不公平がないように大きさの近いポケットラジオのみでの比較です。 比較方法は夜間の電波状況の良い時間帯に中波の遠距離局を聞いて耳で判断します。 対象局はニッポン放送。 周波数:1242kHz 空中線電力:100kW 日本のラジオ局では屈指の大出力局ですが、ワタシの住む愛媛県では昼間は受信できません。 直線距離にして約700kmほどありますからねぇ。 ところが、夜はノイズ混じりながら受信できるんです。 ワタシが中学生の頃、地元ラジオ局でオールナイトニッポンを聞いたものですが 残念ながら地元局では午前3時で終了、続きを聞きたくて ニッポン放送の電波を探し出して受信したものです。 ああ、懐かしい。 (^^;) さて、そんな甘酸っぱい思い出の詰まったニッポン放送を聞いてみましょう。(笑) まずはトップバッター SONY ICF-SW22 まぁ、いきなりラスボスを持ってきたか? と、いう感じで恐縮ですが・・・・(^^;) 実はこのラジオ、キャンプに持っていくメインラジオです。 このサイズのラジオでは最強ではないでしょうか? すでに終売でメーカー修理も不能なので大事に使っていますが そのために、あまり野外に持って行きたくないのです。 内蔵フェライトバーアンテナは横幅いっぱいの約10cm 受信感度は最高、ニッポン放送が普通に聞けます。 まさに王者の風格です。 次なる死角は ICF-S14 いわゆる昔からあるポケットラジオの代表みたいなラジオです。 このサイズのラジオは今でも後継機種が販売されていますが 最近のポケットラジオは内部回路が1個のICに集約されていて中の基盤はすっかすか 当然軽い それに対してこのラジオはICとか一切使わないでトランジスターやコンデンサーなどの パーツで構成されています。1980年頃の商品かな?けっこうずっしり重い。 内蔵フェライトバーアンテナは約5cm 受信感度はICF-SW22には劣りますが、なかなかの高性能。 今は珍しい紙製スピーカーが柔らかい音色を響かせるのもgoodです。 SRF-S80 いわゆるライターサイズのラジオ。 今回のラジオの中では最小。中身はチップICを使っていますが 同調回路にはしっかりバリコンを使っています。 単4電池1本で駆動しFMはステレオで聞けます。 フェライトバーアンテナは約3cm こんな小さいラジオですが、受信感度は驚くべきものがあります。 ニッポン放送も難なく受信。また音が良い(イヤフォンですが) そして最後にHRD-701 まだ分解はしてませんが、分解された方の画像を見るかぎりは フェライトバーアンテナは約3.5cmというところか 受信感度は今回の4台の中では最低です。 ノイズやフェージングが多めで比較すると明らかに1歩劣ります。 ただ、聞けないのではなく聞けます。比べると劣る程度。 まとめるとこんな感じ。 ICF-SW22>ICF-S14>SRF-S80>HRD-701 DSPラジオだから感度が良い訳ではなく、内部回路がデジタルなだけ むしろ、アナログな中波には昔ながらのアナログ回路が合っているような気もします。 ただ、HRD-701が悪いかというと、そうではなくSONY相手には分が悪い程度です。 むしろ安っぽいので、野外で気兼ねなく使えて良い感じです。 あと、周波数が直読できるので聞いてる局の判断がすぐできて便利。 短波などは周波数をセットして放送が始まるのを待つなんて芸当もできます。 (信じられないかもしれませんが、そういう世界なのです(笑)) 感度はまずまず、短波が聞けてコンパクト。 bluetoothスピーカーとしても使えて迫力のサウンド。 なかなかに使えるラジオと言えましょう。 次回はいよいよ短波受信での比較をしてみます。 (^o^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.06.15 10:52:30
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