鉄道模型の「トミックス」が常設ショールーム 21日オープン/大宮
「鉄道模型の「トミックス」が常設ショールーム 21日オープン/大宮」埼玉新聞http://www.saitama-np.co.jp/news04/10/03.html 日本の鉄道模型を代表するブランド「トミックス」を生産・販売するトミーテック(本社・栃木県)が9日、さいたま市大宮区桜木町に同社初の常設ショールーム「TOMIX WORLD」を21日開設すると発表した。日本で主流のNゲージ鉄道模型約3千の車両(約600編成)を展示するほか、ジオラマコーナーも設置。同社は「鉄道のまち大宮で鉄道模型の精巧さ、世界観、魅力の醍醐味を体感してもらい、ファン層を拡大したい」としている。鉄道博物館に続く鉄道ファンの新名所になりそうだ。同社はタカラトミーグループで鉄道模型「トミックス」シリーズを1976年から発売しているトップメーカー。戦前の国電や蒸気機関車から最新の新幹線まで、車両番号や塗装なども含め精巧に再現している。ショールームは大宮駅西口徒歩3分、ビックカメラ西側の大宮センタービル1階フロア約240平方メートルのスペースで、営業拠点を兼ねている。同社のカタログにあるほぼ全ての鉄道模型を展示・販売し、また市街地や山間部を再現したジオラマ(幅4・5m、奥行き1・2m)には自動信号や踏切などトミックスの全システムを組み込み、6席ある操縦席で模型を走らせることができる。ジオラマが飾れるホビールームも設けた。ショールーム奥には懐かしい修学旅行列車の外観をイメージしたインフォメーション・修理コーナーや「機関車組み立て教室」「ジオラマ製作教室」を開く多目的ルームも準備している。同社は「趣味としての鉄道模型は、欧米ではキングオブホビーと位置付けられるほど盛んで、日本でも熱心なファンに支えられてきた。『TOMIX WORLD』はミュージアムのように演出し、ライトユーザーからマニアまで楽しめる空間にしたい」としている。同社を誘致したさいたま市は「市の魅力ある資源である鉄道文化の振興や大宮駅周辺のにぎわいに寄与すると期待している」としている。