暴力団射殺の2人に死刑執行 谷垣法相、2月以来2回目
「暴力団射殺の2人に死刑執行 谷垣法相、2月以来2回目」産経新聞http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130426/trl13042612060000-n1.htm 法務省は26日、宮城吉英死刑囚(56)と浜崎勝次死刑囚(64)=東京拘置所=の2人の死刑を執行したと発表した。第2次安倍政権発足後の今年2月21日、谷垣法相のもとで3人に執行して以来、2回目。法相就任から2カ月で初執行した谷垣法相は前回から2カ月で再び執行を命令。2カ月に1回の執行ペースが今後定着するかが注目される。これで未執行の確定死刑囚は134人となった。確定判決などによると元暴力団員の宮城死刑囚と浜崎死刑囚らは平成17年4月、千葉県市原市内のファミリーレストランに乱入し、客として来店していた抗争相手の暴力団員2人を短銃で射殺した。一般客や店員らは無事だった。両死刑囚とも1、2審で死刑判決を受け、最高裁が宮城死刑囚については平成21年6月、浜崎死刑囚については23年12月、いずれも上告を棄却して死刑が確定していた。法務省によると死刑確定から執行までの期間は平成15年から今年までの10年間で平均約5年7カ月。両死刑囚の場合、平均以下の期間での執行だった。谷垣法相は会見で、両死刑囚を選んだ理由や執行間隔について「個別の執行をどういうふうにしたか、答えは差し控えたい。間隔に特段の理由はない」と述べ「死刑制度の存置には様々な議論があるが、必要なものとして、国民の皆さんの多くの認知を得ている。裁判所が結論を出し、改めて法相が執行の結論を出す。だから(死刑囚の記録を)1つ1つ丁寧に検討すると言うに尽きる」と話した。