秋田県サクラマス解禁遠征レポート 3日目最終日
3日目またしても寝不足気味で2時30分に起床。体は相当にだるいけど、念願の1本目指して釣り場に向かいます。前日と同じポイントに同時刻に到着です。土曜日という事で今日も比較的人がいるものと思っていたのですが、前日あれだけ止まっていた車の姿が見当たらない・・・。3台位待機している車があるだけです。かなり拍子抜けすると同時にやはり今年は駄目なのかな~という思いがみなぎります。そんな状況なのでまたしても1番乗りでポイントを確保です。明るくなり始めても誰も来ません。独り占め状態です・・・。前日から決めていたポイント付近を重点的に攻めます。瀬からトロ瀬になり下で支流が合流するという複合ポイントで、活性の高い魚が瀬尻付近で待機していそうです。ミノーを表層系から流して誘い、一定区間を流し終わったら中層系のミノーに交換したり、手を変えてまた初めから流します。そしてスプーンに替えて対岸のテトラ付近のボトムを転がした時に、スプーンが重くなり違和感を感じました。半信半疑であわせてみると何かが乗った感触。一瞬ゴミかと思ったけど、すぐに動きだしたのでそいつが魚だと分かりました!でもあまり抵抗しないで寄ってくる・・・。でかいニゴイか?と思った瞬間・・・「グングングン」というヘッドシェイク!「サクラだ!」ロッドを持つ手にも緊張が走る。銀鱗の身をよじる魚体が視界に入るとアドレナリンもMAX状態。初めはただ重かっただけのサクラマスも近くづくにつれもの凄い抵抗。しばらくドラグを鳴らして走り回り手こずりましたが、無事ランディング\(^O^)/ 近くに居た人が寄って来て「おめでとうございます!」と祝福の声をかけてくれました。サクラマスは周りの人も祝ってくれる。何よりこれが嬉しい~。サクラマス58cm さすがにスリムだけど薄っすらと婚姻色が出ている綺麗な魚体でした。ヒットルアーはチヌークS 17gハンマードです。この状況なら1匹捕れただけで十分満足です。その後は一旦チェックアウトしなければならないので、ホテルに戻り温泉に浸かってからチェックアウト。そしてまた米代川に戻り様子を窺がいます。朝一は少なかった人も少し増えていましたが、どこで様子を聞いてもやはり前日同様釣果は芳しくないようでした。その後少し仮眠をとり支流の阿仁川へ行ってみる事にしました。非常にいいシチュエーションの川でしたが、前日濁りが入って釣りにならなかったせいか、はたまた本流の調子が悪いせいか、この日はどこに行っても大勢の釣り人がいた為、ほとんど釣りする事なく米代川へ戻りました。この川は次回にでもじっくりやってみたい川です。最後にまた米代川の朝と同じ場所へ戻り夕暮れまで竿を出しました。ライズは見受けられましたが、やはりヒットする事はなくタイムアップの時間を向かえ、自分の初めての米代川釣行は幕を閉じました。この後は埼玉の自宅まで800km近くの距離を睡魔と戦いながらのドライブとなりました・・・(アブネー)。疲れきった体にこのドライブはまじで地獄でした。結局自宅に着いた時には朝の4時を回っていて、辺りはもう明るくなっていました。総括。色々周りの人に聞いてみた感じとしては、今年の米代川はやはりかなり厳しい状況だった様です。雪代が少なかった為例年に比べ水が少なかった。前日に降った雨の影響で、中流下流域に濁りが入り魚の活性が下がった。遡上自体が早まった。遡上数が少なかった等、色々な説がある様です。そんな中で1匹に出会えた自分はラッキーでした。ポイントによってはまるで駄目な所も多かったので、他の場所には目移りせず、前日に反応があり結果が出ていた場所で粘ったのも良かったと思います。最後に。前日から全国津々浦々から集まったアングラーの車で溢れる川沿いの光景。まだ薄暗い中に並んで待つ解禁前の期待感。薄暗いモヤの中から聞こえるバシャバシャというサクラマスの揚がる音。こういう体験はやはり米代川、それも6月1日に行かなければ味わえない体験だったと思います。次はいつ来れるのかは分からないけど、米代川はまた必ず来たいと思わせるサクラマスの聖地でした。総走行距離1460km 釣果2HIT 1GET サクラマス 58cm PS・自分しか読んでも面白くない様な日記にも関わらず最後まで読んでくれた方、どうもありがとうございましたm(_ _)mチヌークS 17g