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カテゴリ:プチ建築話
水準器とも言います。
ご存知の方も多いと思います。 この水準器の気泡が入っている部分(気泡管)ですが、 まっすぐではなく、少しふくらみが付いています。 上ではなく、下のような感じです。 なぜこうなっているのか? それは、傾斜の度合いを知る為です。 まっすぐだと、わずかでも高い方に気泡は寄ってしまいます。 曲線だと、より傾斜が強くなるほど、寄り方も大きくなるのです。 ではなぜ上下に膨らみが付いているのか? それは、 水平器を逆さにしても使えるようにです。 例えば、天井の水平を見る場合など。 この水準器がなかった時代、 大工さんはどやって水平を見ていたでしょうか? これはあまり知らない人が多いと思います。 「水盛管」みずもりかん というものを使っていました。 例えば、Uの字にしたホースの中に水を入れると 左右での水面は必ず同じ高さになります。 この原理を利用して水平を出していたのです。 最近では水準器もデジタルになってきましたし 水平器のアプリもあるみたいです。 アナログも 悪くないですけどね~。 kanna お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/11/01 11:54:57 AM
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