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テーマ:DVD映画鑑賞(10854)
カテゴリ:Movie♪
村上龍 原作の映画『昭和歌謡大全集』です。最初、この作品の題名を聞いたとき、“演歌”“懐メロ”といった言葉が頭に浮かび、なんだこれは?・・・という感じだったのですが、パッケージを見るとなにやら全く違うものだということがわかり、興味を持ったので映画を見てみたところびっくりでした。原作は村上龍で、ジャンル分けすると“バイオレンス”といった感じでしょうか。 定期的にパーティ(ゴスペルの代わりに昭和の歌謡曲を歌う)を開いている6人の少年グループ(松田龍平、安藤政信、池内博之など)と、全員が“ミドリ”という名前のおばさん6人(樋口可南子、岸本加代子、鈴木砂羽など)がいるのですが、ある日、仲間の一人のヤナギモトミドリを少年グループの一人である神経症のスギオカが殺してしまいます。ミドリ会のメンバーは、これは「おばさん」を馬鹿にした犯行だと、犯人を見つけ出し復讐することを誓います。そして、いつしか両者の殺しあいへと発展していきます。しかもその武器もどんどんエスカレートしていきます……。 村上龍の同名小説を『はつ恋』『命』などの俊英・篠原哲雄監督が映画化した近未来風ノンストップ・バイレンス映画です。しかし、劇中では、一貫してブラック・ユーモアを散りばめ、またそれらのシーンをタイトルさながら『恋の季節』『また逢う日まで』などさまざまな歌謡曲が一見何の脈絡もなく彩っており、一段と不可思議な映像空間へといざないます。殺し合えば殺し合うほどお互いのグループが生き生きとし始めていくという、病める現代日本に棲息する者たちの屈折したパワーの解放が描かれています。 エンディングは「えぇぇ・・・」という感じです。
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