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指揮法講座

プロであろうとアマチュアであろうと、指揮者を志した時にはほとんどの者が既に
指揮台の上にいると思う。
現在の指揮者としての立場から、今更、「何を勉強したらいいの?」
「どうしたらいいの?」そんなことはなかなか尋ねることができない。

アマチュアのオーケストラ、吹奏楽団、合唱団で悩みながらも活躍する指揮者の
皆さんの為に、また大勢の生徒達を前に指揮台に立っている音楽教師の皆さんの為に
「この講座が一つのヒントになればいい」
........そう思い、これから少しずつ綴っていこうと思う。
私自身も、日々現場で苦悩している。

この講座を記すことで、自分自身の指揮が確立し、皆さんと共に、尊敬される
マエストロとなれるよう努力したい。          (酒井 敦 記/指揮者)
                                            
2007.01.26
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カテゴリ:2.基礎編
まず、ひとフレーズめは、4小節。
♪夏が来れば思い出す はるかな尾瀬、遠い空 
譜例の矢印のように、前半は少しaccel.気味に、
そして後半はrit.気味に自然とテンポがつく。

ふたフレーズめも同様に、フレーズ割りをしてみる。
♪霧のなかに浮かびくる やさしいかげ野の小道
これも、前と同じように緩急がつく。

そして問題は次である。通常とちょっと違う
「フレーズ割り」にしてみる。
通常、このような簡単な旋律は4小節フレーズで
あるが、あえてここは、2小節ー2小節の
フレーズ(まとまり)にしてみる。

♪みずばしょうのはなが さいている  の2小節でアゴーギク(緩急)がつき、
『さいている』の部分がとてもオシャレに表現できる。
そして、その次の、
♪ゆめみてさいている みずのほとり 
『ゆめみてさいている』の部分に、自然にaccel.がかかり、「さいている」の三連符が
不自然でなくなる。また、『みずのほとり』に軽く自然なrit.がかかり心地よい。

※ しかし大事なことは、accel.やrit.はあくまでもアゴーギクの範囲で決して、
accel.やrit.を作曲者がつけたわけではないのだから....。

最後の部分のフレーズ割りは、3種類考えられる。
Aがもっとも普通なフレーズ割り。最後の伴奏のハーモニーは後奏と考える。
しかし、私はあえてCを採用。伴奏の全音符、歌のパートの全休符までを一つの
フレーズと考える。「とおいそら.......」の後に、余韻が残ってとてもよい。
(ちょっと変わったところで、Bも面白いかもしれないが)


以上が、簡単なフレーズ割りとその意義であるが、これがシンフォニーとなると、
こう簡単にはいかない。
何時間も、何日もかけて、そして時には、「以前はこう考えていたけれど、
今は、こう考える」などということも起こりうる。
だから音楽は、だから譜面は楽しい。
いろいろと語りかけ、そして、新しい発見をさせてくれる。
いずれにしても、フレーズ割りをするこで、音楽のまとまり、テンポ、歌い方、
そして、リハーサルで部分を練習するときの場所の指定も、そのフレーズの
切れ目で(指示)できる。
しかしこのフレーズ割りは、あくまでも勉強などというものではなく、
指揮者が指揮台に登る前に、最低限‘やらなくてはならない作業’であることを
くれぐれも忘れてはならない。






最終更新日  2007.01.26 20:15:11

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