コーヒーはフルーツだ!さかもとこーひー

2007/04/08(日)11:49

フェラーリと鉄瓶

スペシャルティコーヒー(1414)

まず[軽やかなブラジル]のロットがカルモデミナスの[サンジョゼ]に代わりましたので、そのご紹介をいたします。また、トレジャーズセットが[コロンビアCOE・イスラ農園 ]と常連さんに根強い人気の[深・エチオピアモカ]になりました。素晴らしく味わい深いコーヒーの魅力をお楽しみください。 【軽やかなブラジル】 こちらは、最近リクエストが増えている軽やか系好きな方向きの[軽やかなブラジル]です。香りよく爽やかで明るく柔らかな甘さのブラジルを選んで[軽やかなブラジル]として出来るだけ長くお届けしたいと思ってます。 今年、香り良く素晴らしい産地として名高い地区のカルモデミナスとクリスティーナからいくつかのロットが手に入りましたので順番にご紹介していきます。 2番目の登場は、カルモデミナスの「サンジョゼ」です。最初にお届けした「セルトン」はフローラル系のブラジルの心地よい香りが魅力的でした。今度の「サンジョゼ」は、ミルクチョコレート系のブラジルの甘さが際立っています。しかも、深く焙いていませんので、軽やかで明るく爽やかなミルクチョコレートの甘みなんです。洗練された軽やかな口当たりと円やかな甘さが魅力的と云いましょうか、土壌、木、熟し具合と素晴らしいブラジルだと思います。これからも順番に代わって行く[軽やかなブラジル]をお楽しみください。 1050円/250gパック(税込み) さて、コンデション悪かった1週間のストレス解消の為に先週の土曜日に買った「フェラーリと鉄瓶」という、創業者の名を冠したフェラーリ創業55周年記念モデル「エンツォ・フェラーリ」をデザインした奥山清行さんのはじめての本を読みました。 僕は車に詳しくないんですが…日本の会社に勤めたことが無く、アメリカ、ドイツ、イタリアでGM、ポルシェ、フェラーリ等25年間のデザイン仕事を通じての色々と興味深い話しが盛りだくさんでした。 昔々20代に味作りを目指すようになった時から、味を作るってどういうことなんだろう?と常に疑問を持ってきました。そんな中からの答えのひとつが「味は作るというよりもデザインする」でした。その考えにつながるページが「デザインとコミュニケーション」としてありました。 「デザインの世界でもコミュニケーションは大きな鍵を握っています。」「デザインの作業のうちで三分の二が、コミュニケーションではないかと考えています。」という言葉に出会いました。多くの人がデザインの仕事だと思っている部分は三分の一で、残りの三分の二はコミュニケーション能力にかかっている…そんな意味の説明が続きます。(僕も味作りにはコミュニケーション能力が大きなウエイトを占めていると感じているんです。) いいものを作っていれさえば自然に売れる…といった伝統的な考え方があるが、しかし、「いいもの」といっても相手によって違います…どういう人にとっていいものと考えているのかが、大事なわけです。…とつながっていきます。 「いくら技術的に優れていても、その技術の使い方が間違っていたら、何にもなりません。」「今の時代、いいものと悪いものの差はほとんどないわけです。その差を未知の相手に伝えていかないと、ものの魅力をわかってもらうことはできません。そこまでやって、はじめてデザインの作業が完結します。」 そうなんですよね!…美味しいっていっても、相手によって違いますからね。美味しいって云ってくださる方とのコミュニケーション能力によって、その美味しさの為にどんな素材、技術をどう使うか、味のデザインでも実際の味作りの作業は三分の一くらいでしょうか。その魅力を伝えていないとね。素材が良ければいいってもんでもないし、悪けりゃ話しにならないし、技術がなけりゃ作れないし、技術の使い方がわるけりゃ何にもならない。同じような考えに出会うとパワーでますね。 奥山清行さんは1959生まれだそうで、僕より少し年下ですが、まぁ同世代です。最近はこのように同世代の方から色々と触発される言葉に出会うことが多くなりました。以前は先輩大先輩の方々からだったんですけど…それだけ自分が年取ったという現実に直面します♪ http://plaza.rakuten.co.jp/sakamotocoffee/

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