カテゴリ:コーヒーの焙煎を考える
だらだら続けてきました…
「コーヒーの焙煎を考える」 ですが、 「乾熱調理」 と、 「ロースティング行程」 で、ひと段落しましたので、 今回で最終回とします。 「水分抜き」 が終わったら、 スムースにロースティング行程に移り、 過不足の無いカロリーを与え、 豆の持っている成分をデベロップさせる、 僕の焙煎に対する考えはそれだけです。 あとは、 自分の焙煎環境に落とし込めば良いのです。 まぁ、その落とし込みが ハードル高いんでしょうけどね。 で、 最後のロースティングポイントについてなんですが… スペシャルティコーヒーに取り組んでいる 後輩の相談にのっていて… 僕にとっては、 ロースティングポイントの1℃の違いが 大問題なんですが… どうやら、その1℃の意味が感じなかったようです。 つまり、 水分抜きもロースティング行程も きっちりコントロールできていないレベルでは、 1℃2℃3℃違っても、 そんなに味わいや香りに違いが出ないんですね。 僕は、そんな焙煎していないので、 流石にそこまでは気がつきませんでした。 で、 水分抜きもロースティング行程も きちんと基準が出来て、 コントロールできるようになったら… 1℃の違いで、 こんなにも味わいや香りに違いが出るんだ! と、驚いていました。 う~~ん、スペシャルティコーヒーに 取り組んでいる日本の焙煎人の多くの レベルがそんなもんらしいと分かってきました。 情けない。 実は、 ここ数年、他所の豆に興味が無かったのですが、 今年になって、 ベテランから若い人まで、 有名な人から知らなかった人まで、 多くの豆を頂きました。 そうしたら、 素材のレベルは上がっていますが、 肝心の焙煎が酷すぎる。 最近はスペシャルティコーヒーを 深く焙かないお店がほとんどですが… 浅いと一見分かりづらいですが、 焙けていない。 水分抜きもロースティング行程も 適切なカロリーが与えられていない。 そして、 Xマスブレンドで、 たまたま少し深く焙いていると、 それがさらに酷い。 深く焙かないのではなくって、 焙けないのではと思いました。 そんなこんなで、 「コーヒーの焙煎を考える」 を終わりにします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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