テーマ:今日のコーヒー(5066)
カテゴリ:ニカラグア・エルサルバドル産地巡り
*GWの営業は…5/2(日)3(月)は定休日でお休みです。 …祝日の、5/4(火・祝)5(水・祝)は営業いたします。 天候不順が続いていましたが…田んぼに水が入って、一斉に蛙が鳴き出し、GWに入って、ようやく気持ち良い陽気になってきました。近所のおゆみ池は桜がきれいなんですが…今は鯉のぼりが何十匹と泳いでいて、壮観です。 GW前半は、さかもとこーひーはじめてのお客さんが多く…特に、ご家族連れ、ご夫婦でのお客さんが目立ち…のんびりした休日に…こーひー屋さんでも行ってみようか!…って感じでした。なかなか普段来られない遠くの常連さんもいらしてくれました。5/4(火・祝)5(水・祝)も営業していますので…お待ちしています。 そんなこんなで…ニカラグアの次は「エルサルバドル」に入りました。エルサルバドルは、さかもとこーひーで大活躍…年間で一番使う「エルサルバドル・シャングリラ」をはじめ…今お届けしている「エルサルバドル・サンイシドロ」…他にも「エルサルバドルCOEサンホセ」に「エルサルバドル・レクエルド」…と、この一年だけでも「エルサルバドル」の色々な魅力をご紹介してきました。 僕が感じている「エルサルバドル」の魅力は…まず、どなたにも安心してお勧めできる「滑らかな口当たりと甘さ」…「余韻が明るく切れが良い爽やかさ」…「ベリー系やミルクチョコレートのキャラクター」が共通してあると思います。 さらに素材毎に…「アプリコットやオレンジ」だったり…「ピーチやプラムから赤ワイン」だったりのキャラクターが加わり…トップクオリティの「エルサルバドル」には「親しみやすさと味わい深さが一体となった魅力」があると思います。 そのような魅力を生かす為に…「口当たりの繊細さや円やかさ」「柔らかで豊かなコク」を大切にして焙煎しています。それと…ブレンドにも大活躍で…とんがったキャラクターの素材をまとめたり…ブレンドのベースに使ったり…グアテマラ、ブラジル、マンデリン、ケニアらと並んで…とさかもとこーひーに無くてはならない素材のひとつになっています。 さて、そんな「エルサルバドルで印象的だったこと」です。 エルサルバドルの初日に訪問したのは…「シャングリラ農園」と「レクエルド農園」でした。1400から1500mの高さにあって…山に登っていく途中、遠くからコーヒー農園を見ると…ウインドブレーカーと呼ばれるワッフルのような模様の防風林が印象的でした。 エルサルバドルは風が強く…風速100m吹いたこともあったそうです。今年千葉で記録的な強風が吹きまして…明け方に吹いたんですが…その時は、屋根が吹き飛ぶか、家ごと吹き飛ぶか、と思いましたが、それでも36mとか38mだったので、100mなんて本当かな?と思いますが…どちらにしても、コーヒーも大きな被害を受けたそうです。もうひとつは、火山が多いことですね。2005年にも噴火して、こちらも大被害を受けたそうです。 太平洋からコーヒー農園のある山岳地帯まで、ずーっと平地なので、海からの風が直接吹いてくるんでしょう。ある程度海陸性気候の要素があるんでしょうか。高地であっても穏やかな気候なのと、豊かな火山灰土壌なのが、エルサルバドルの魅力に影響しているのかな?と感じました。 「シャングリラ農園」を回りながら説明を聞いていると…気候も土壌も良いので「樹が長持ちする」ということでした。70年になる農園で、50年以上の樹もありました。品種は、95%ブルボンで5%がパカスだということです。日射しが強かったのですが、風が冷たく感じ、蒸し暑くは無かったですね。土まで陽が当たっているのも印象的でした。剪定によっての陽の当たり具合や風通しは農園にとって大切なことですから…その辺のコントロールの良さも実感しました。 次の「レクエルド農園」は…100%ブルボン種で、無化学肥料、落葉での肥料にもなっているそうです。2005年に購入した農園ということです。高度は1400m位で…3500本/haだそうです。シャングリラ農園が2000本/haですので、本数が多いようで、樹を減らす方向と話されていました。湿度高いとさび病の原因にもなりますし、シェードツリーが多いと、コーヒーの樹高が高くなるそうです。購入してまだ間もないので、これから整備を進めていくようです。 気候と土壌に恵まれ長持ちするので樹齢の古い樹を大切に使い…ブルボン種中心で…勿論、完熟実を選別収穫することも徹底していて(収穫後、自分で摘んできた豆を選別した後、計量していました。)…それらの条件がエルサルバドルの魅力になっているんだろうかと思いました。(樹齢の古い樹は、ワインでも言われますが、成熟期になっていますので栄養生長よりも生殖生長になっているんですね。なので、元気に樹が成長することよりも、子孫を残そうとするので、実に複雑性があって味わいが魅力的になるんでしょう。若い魅力よりも、成熟した魅力ってことでしょうか?) 次回に続きます。今年のエルサルバドルは…「シャングリラ」…「ラスヌベス」…「サンイシドロ」…「レクエルド」…等にカップオブエクセレンスも使いたいので…エルサルバドルの様々な魅力をお届けしたいと思ってます、お楽しみください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.05.06 10:49:44
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