テーマ:今日のコーヒー(5169)
カテゴリ:さかもとこーひー、5つのこだわり
プロのつぶやき705「20周年記念・さかもとこーひー5つのこだわり(5)丁寧な暮らし」 今朝(8/25(日))起きたら静かな雨で涼しくなりやっと夏が終わるかぁーと気持ちが楽になりました。まぁ、昼間はまだ暑い日が多いんでしょうが、朝晩だけでも涼しくなると助かりますね。 7月8月と20周年のお祝いのお言葉やら、お菓子やら、お花やらたくさん頂きました。本当にありがとうございます。とっても励みになります。まだまだ張り切っていきます、ご期待ください。 そんなこんなで…「20周年記念・さかもとこーひー5つのこだわり(5)丁寧な暮らし」をお届けします。 「さかもとこーひー5つのこだわり」 1.「コーヒーはフルーツだ!」 2.「焙煎は素材とお客様をイメージして」 3.「豆を挽いて、カフェプレスで淹れる」 4.「さかもとこーひーの四季」 5.「丁寧な暮らし」 10代の頃にコーヒーや紅茶の仕事を目指した時の初心は…豆から挽いて淹れるコーヒー、ティーポットで淹れる紅茶のひと手間を厭わない丁寧な暮らしでした。 お湯を沸かし、きちんとコーヒーや紅茶を淹れ、ひと時のお茶の時間の寛ぎを味わう。その頃から35年程の長い時間が経ってしまいましたが…ようやく、目指したクオリティで自分のイメージするこーひーをお届けできるようになった気がしています。 紅茶の店で修行し、最初の独立が紅茶の店でしたので…ティーポットで淹れる紅茶の華やかな香りや爽やかで滋味豊かな魅力を楽しんでもらいたいと思いました。 そして、さかもとこーひーをはじめてからは…お湯を沸かして、豆を挽いて、カフェプレスで淹れる、そんなひとときの心地よさということで「丁寧な暮らし」をテーマのひとつとするようになりました。 開店以来続けている「コーヒー教室、こーひーレッスン」で挨拶の次に必ず…「さかもとこーひーには2つの大きなテーマがあります。コーヒーはフルーツだ!と丁寧な暮らしです。」…から入ります。 缶コーヒーやペットボトルの手軽さも良いのですが…暮らしの中でお湯を沸かして、豆を挽いて、こーひーを淹れる、勿論気軽にコーヒーメーカーでも良いですし、粉で買って冷凍しておくのも良いでしょう。さかもとこーひーの場合、通販ですと70-80%、来店で60-70%のお客様が豆で買われます。 お店で良く言うのは…豆から挽くというと急に堅苦しくなり、手挽きでないとダメとか、メッシュの揃いがどうしたこうしたとか、プロペラ式ミルではどうたらこうたらとか、面倒になって、それなら粉でいいや!!そういうお客さんがけっこういらっしゃるんですね。あるいは、家のミルは安物だからお店のプロ用のミルで挽いてもらいたいとか。 で、いえいえ、家庭用のプロペラミルでよいので家で挽いたほうが全然良いと伝えるんです。勿論、性能が良いのにこした事は無いのですが、主婦の方はミルになかなかお財布が開かないものですからね。(あと内緒の話し、わざわざ豆を挽いても、香りも味もそれだけの手間をかけただけの違いを実感できないコーヒーが多いんですね…。それなら面倒で無い粉でいいやと…。) 朝の分は夜挽いてジプロックで冷凍するとか、数日分まとめて挽いて冷凍するとか、その辺はゆるく気軽に考えてくださいと伝えています。さかもとこーひーは細挽きをお勧めしているので粗挽きにする場合よりもメッシュの揃いとか気にしなくてすむんですね。さかもとこーひーの豆を使った場合の話しで…前提になる豆が違いますので、一概には言えないんです。 さかもとこーひーの常連さんには家庭でパンを焼いていたり、パンの先生もたくさんいらっしゃいます。本格的にパンを焼くのも良いですし、ホームベーカリーで気軽に焼きたてのパンを楽しむのも良いものです。たまには評判のパン屋さんで買ってくるのも楽しいです。ケーキや和菓子も同じですね。 チープで無く、かといって高額でもなく、日常的な心地よさ、豊かさを大切にしたいと思ってます。あまりにも生活に余裕が無い状態では無理ですが、かといって、収入の高い人がさかもとこーひーの常連になるかと言ったらそうでもありません。暮らしの価値感、ライフスタイルの問題だと思ってます。 おゆみ野店を出してから5年になりますが…最近30代の若いご夫婦のお客さんが増えています。赤ちゃんや幼稚園くらいのちっちゃなお子さんとさかもとこーひーに来て、あれこれこーひーを選び、仲良く帰っていく様子を見ているとほんと穏やかな気持ちになりますね。まだお子さんがいない頃からのお夫婦がおめでたになって、奥さんのお腹が大きくなって、はじめて赤ちゃんと一緒に来店して、保育所や幼稚園小学校と成長していくのも嬉しいものです。さかもとこーひーには3人のお母さんがいますので、常連さんが赤ちゃん とくるとそれはそれはにぎやかに盛り上がります。仕事をストップして育児の話しになったり、可愛がったり…。 戦後成長期のような勢いやバブル期のような派手さよりも、長く戦争が無いことで成熟してきた暮らしの豊かさもあると思います。経済にしても、原発にしても、気が遠くなることだらけですが…庶民の暮らしはいつの時代も地道な豊かさがあるものだと思います。 さかもとこーひーは家庭向けのビーンズショップとして「ホームこーひー」に力を入れてきましたが…おゆみ野店を出してからは家庭でも地域でのカフェやレストランでもさかもとこーひーを楽しめるよう「ホームタウンこーひー」を大切にするようになりました。 ひとりで、ふたりで、家族で、友人と…こーひーだけでも、食後に、パンやお菓子と一緒に…家庭で、カフェのひとときに、レストランのデザートをさらに魅力的に…こーひーが主役になったり、脇役でいい仕事したり…暮らしにとけ込みたいですね。 日々の暮らしの中の豊かな魅力のこーひーを目指してこれからもブレることなく張り切っていきます。 「この味を知ることができて幸せです。」…お客様にそう言ってもらえるようなこーひーをお届けしたいと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.08.26 20:16:40
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