テーマ:今日のコーヒー(5066)
カテゴリ:スペシャルティコーヒー
【ケニア・ジャングル農園】 円やかな口当たりと豊かなコクが最初に感じられて、同時に柑橘系のキャラが印象的で・・・そこからは目眩く香りと味わいの世界に入っていきます。冷めてくると・・・フローラル、ワイニーが感じやすくときめく魅力が嬉しいです。 ケニアファンのご常連からのご要望にお応えしまして・・・「ケニア・ジャングル農園」をお届けします。 まず、口当たりの質感が素晴らしいという印象からはじまり・・・クリーンでクリーミーからベルベッティといった質感が際立っています。円やかさを甘さが追いかけて・・・オレンジ、シトリック、フローラル、チェリー、ブルーベリー、ワイニー、バニラ・・・エレガント・・・冷めてからは、僕の好きな日向夏のような余韻が感じられてご機嫌です。 ケニアのトップクオリティは豊かな味わいと酸味、香りが魅力的なものが多いんですが・・・このケニア・ジャングル農園は酸味が隠れて、滑らかな口当たりの質感と上質な甘さが印象的で、そこに見事に揃った完熟度の高さを感じます。 季節がら、アイスコーヒーにしたらキレと爽やかさ余韻の柑橘系が良くて、・・・炭酸で割ったらさらに魅力的に、レモンやライムを浮かべたり・・・ミントを添えたり・・・楽しめそうです。 ケニアは昔から好きなコーヒーで・・・スペシャルティコーヒーに出会うまでは深煎りに仕上げていました。20年近く前にケニアのトップクオリティに出会ってからは、中煎りにして、その香りや味わいのボリューム感がお気に入りでしたが・・・さらにトップのケニアに出会ったら、より完熟度が高く、酸が甘さに包まれて、柔らかな口当たりで、どなたにもお勧めしやすくなりました。以前は、お好みが別れましたので、誰にでもお勧めはしていませんでした。 しかし、元々高かったケニアなんですが・・・この10年さらに高騰して、またクオリティの高い豆が少なくなっています。それぞれの国や産地の事情がありますが・・・さかもとこーひーでお勧めできるロット、サンプルを見つけて、ご紹介しています、お楽しみください。 品 種: SL28、SL34 栽培地: ニェリ地域 標 高: 1740m 土 壌: 肥沃な赤色の沖積土 有機物に富み、水はけに優れ、空気を良く含むコーヒーの樹にとって良質な土壌。 面 積: 51ha 収穫時期: 10月~12月 生産処理: 1 赤く熟したチェリーのみを丁寧に収穫後、更に赤い実のみを手選別 ② 水流比重選別方式でパルピング、発酵、ソーキング(きれいな水に浸ける。)、水洗 ③ アフリカンベッドで天日乾燥(2週間)日中(日差ピーク)及び夜間は黄色シートで覆い 、 パーチメントの均一乾燥を行う。その間も欠点豆のハンドピックを行う ④ 脱穀工場でドライミリング後、精製 ケニアのコーヒーのほとんどが、周辺に住む小規模農家が近くの水洗工場への持込に対し、ジャングル農園は単一農園なので品質管理がより徹底されコントロールされています。ジャングル農園のあるニェリ地域は、その標高の高さと冷涼な気候、肥沃な土地に恵まれていることから、ケニアの他地域よりも果実味溢れる味わいが特色で、日本市場でも人気を博しています。農園はケニア山麓 にあり、中規模で高品質コーヒーに特化した農園です。地理的にも非常に恵まれた環境下にあります。チャニア川とムリンガト川の2つの河川に挟まれた場所に位置し、クリーンな水洗式コーヒーには欠かせない水源の豊富さも魅力的です。また、ケニア山の火山灰土壌からは有機物に富み、水はけに優れ、空気を良く含む最適な環境にあります。標高も1740mとケニアの中でも標高の高い場所にあり、昼夜の寒暖の差(10~28℃)がチェリーをゆっくりと成熟させ、甘味の詰まったチェリーが作られます。農園は、元々1920年代にヨーロッパの入植者によって設立されました。農園名の『ジャングル』の名の通り、当時は、土着の木々が鬱蒼とした深い森、正にジャングルの中にある農園であったことから命名されました。ヨーロッパ人の農園主が2代に渡り運営していましたが、1974年にケレマラ社(現地キクユ語で「美しい高地」)が運営を引き継ぎ、更なる高品質ケニアコーヒー作りに尽力しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.06.21 08:40:03
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