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春ちゃんの阪本便り

ぶく

知識タイトル

~ぶく~


神社575

写真は、早朝、朝靄に煙る神社です。

阪本に来て、聞き慣れない言葉に戸惑うことがあり、その言葉の裏に秘められたことなどをまとめていっているのが「故郷知識」です。

今回、フォト575で詠んだのが、釈然としない言葉「ぶく」というものです。

身内に不幸があると1年間、神社という聖域に立ち入らないという風習です

この言葉の正式な意味も分からず、又、人の死を受け入れない神社に対しモヤモヤとした疑念を抱いてました。

色々調べて、やっと分かったのですが、喪に服する期間、つまり、「喪中」の期間は二つに分けられ、

一つは「忌」と言われる故人の為の祈りに専念する期間で、一般的には長くて50日間とされてます。

も一つは「服」と言われ、故人への哀悼の気持を表す期間で、最長で1年間、慶事への参加、執り行いを控えるものです。

この二つを合わせて「服忌(ぶっき)」とか「忌服(きぶく)」とか呼ばれ、「ぶく」はこの言葉から由来するもののようです

これは、古くからの日本にある「穢れ(けがれ)」の観念から由来するもので、穢れは自然発生的につくものとされ、さらに死や月経・犯罪などでより蓄積されるものとしています。

神道では「死」や「血」を穢れとみなしますが、仏教では死は次へ転生する輪廻の世界ということで穢れと見なさないようです。

従って、神道では神域たる神社で葬式は行なわず、各家でしますが、仏教ではお寺でもすることになります

神道において、神は穢れのない唯一のもので、神の血を引いているとされる天皇を除き、全ての人は穢れているとされ、神社での手水舎は外界での穢れを祓う為に設置されたものです

以上のようなことから、「服」の期間は神社に立ち入らないということになったようです

一応意味は理解出来たのですが、その概念に、もひとつスッキリしないものが残ります。この辺の気持を朝靄に煙る神社の写真に込めました。

余談ですが、昔、十津川の学校から玉置神社のある玉置山に登る行事の時、生理中の生徒は学校で待機させられたようです。

 

 


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