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カテゴリ:行事
今年の冬、三度の寒波、お正月寒波・センター試験寒波・そして今回の月末寒波。 我が家のデッキ、31日早朝の温度はマイナス4度。 でも、心配した雪の方は少しだけ積もっただけで、三回の寒波の中では一番少なくホッとしました。 この辺では残雪の多い阪本、この雰囲気に誘われたのか「かもしか」が我が家裏のダムサイトをウロウロ。 「かもしか」を見かけるのは、そう珍しいことではないそうですが、私が見るのは初めて。 日本には「ニホンカモシカ」一種類しかいないそうで、イメージ的には高山にいる動物だと思っていたのですが、低山にもいるそうです。 好奇心が強く、人間の世界に近寄ってくるらしいですが、生息数は減っているので、こうして見れたのはラッキー! ある人は、「昔だったら殺して食べたのに~!」と叫んでましたが、結構美味らしく、鴨のように美味しいから「カモ」の言葉が付いているという説もあるそうです。 「シカ」という言葉が付いていますが、「鹿」には属さず、「牛」の方に属しているとか~! カモシカ同様、珍しいものが~! 31日、湖面が全面的に凍り、その上に雪が積もってました。 古老のお話では、昔はしょっちゅうだったそうですが、阪本に来て5年、初めて見る光景!
上の凍結した湖面写真、損保谷入口から撮影したもので、右の集落は阪本索道垣内、手前の施設はダムの水を西吉野に送る取水口。
このような寒さの29日(土曜日)、14時頃から「狐のせんぎょ(施行)」が行われました。 写真は大塔橋を渡る子供たち! 一郷(この一帯の昔の呼び方)提灯ぶら提げて~!
14時頃、阪本集会所に集合、台所ではお母さん達が打ち上げの食事などを準備。 昨年、子供も少なくなり、もう止めようと一旦決まったのですが、急遽、夜では無く、昼にすることで行われました。 今年も、西本さんをはじめ、子供会の人達のご努力で、開催にこぎ着けました。 竹原校長先生も駆けつけ、思ったより多くの20名以上にもなり、結構賑やかで盛り上がりました。 この「狐のせんぎょ」、世間一般的には「寒施行」と呼ばれており、西日本を中心に行われているようですが、元々大々的には行われておらず、今では、更に少なくなり貴重な行事。 他地域では「稲荷講」というのがあり、そこに属する大人の人達が行うことが多く、阪本のように、子供が主体というのも珍しいようです。 その為か、奈良新聞社から取材があり、30日には大々的に掲載されました。 上の写真は、出発前、子供たちの要望に応え、撮影している奈良新聞のカメラマンさん! 更に、「野本」さんというカメラマンの方も駆けつけてくれました。 私がよく紹介します奈良ぐるぐる散歩の田中さんから行事の事を聞いてきたそうです。 狐へのお供えを子供たちが見ている姿を撮影されているお方が野本さん! この方は色々な賞を受賞されたり、「奈良大和の祭」という本を出版されたりもしてます。 更に、「大和路写真帳」というHPもつくられており、そこには、祭りだけではなく、美しい奈良の風景など、すばらしい写真がいっぱい掲載されてます。 私、今年ぐらいにはHPにチャレンジしようかと思ってますが、そのお手本にしたいようなすばらしいHPですので、皆さんも一度覗いて見て下さい。 下をクリックするとHPへジャンプします。 近々には、この「きつねのせんぎょ」もアップされると思いますし、どんなショットなのか楽しみでもあります。 尚、奈良新聞に関しましては、実際の記事をみてないのですが、電子版が載ってましたので無断転載させていただきます。
行事の説明の大半は私がしたのですが、一部間違っており恐縮してます。 昔は各垣内で行われていたと説明したところ、「垣内はいくつあったのですか?」と聞かれ、5垣内と説明したのですが、現在の宇井野は垣内として独立しておらず、水没して無くなった昔の阪本の中心地であった「古野瀬」に属していたそうです。 というわけで、「古野瀬」・「市場」・「索道」・「向阪本」の4垣内が正解です。
上の写真は市場垣内から索道垣内へ向かっている時のもの! これ等の貴重なせんぎょ風景を動画でも撮ってますので、7分ほどですが、じっくりと鑑賞して下さい。 でも、新しいパソコンに慣れてないせいで、編集中、2本の動画がおかしくなってしまい、仕方なしに、その部分は削除して作品に仕上げました。 又、「せんぎょ」に関して、新しい資料としてまとめたいことがあり、今は頭の中にあります。 この記事をアップした後、続けてまとめ、今日中には続編としてアップするつもりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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