春ちゃんの阪本便り

2017/07/08(土)14:49

今年も林道と言いますか、作業道づくりが始動。 ルート選定から始まり、測量をし、先日、国の担当者の方と今年の作業分の距離を確定し、伐開範囲の確定、そして、その範囲にある伐採木の調査を済ませました。写真は伐開幅を確定させている写真。 手前のところが昨年の終了場所。 今年は、ここから692m延長する計画で、8月盆明けに本格作業開始予定。 次の写真は、その伐開範囲にある10センチ以上の木の調査をしているもので、市場に出せるかのランク付けも併せて行っていきます。 市場に出荷出来ないのは、そのまま、山に放置されるわけですが、九州の災害放送をみていると、複雑な気持ちになります。 土砂に襲われた集落は、まるで丸太置場の様相。 木を育てる為に、間伐が行われますが、コストの関係で伐採した木は山に放置されます。 こういうのを「放置間伐」と言い、豪雨などで流されてしまい、大きな被害を発生させてしまいます。 区の造林地でも4年ほど前の大雨で放置木が谷に流れ込んだ為、それを除去するのが大変でした。 木材価格の低下で、放置間伐が主流になったのですが、最近では、国の事業として間伐を行う場合、放置間伐では無く、搬出間伐で、間伐材を売らないと、予算が出なくなりました。 搬出を低コストで出荷する必要があるのですが、それには搬出の為の作業道が必要で、今、私どもがしている作業道づくりも、将来に向けての不可欠な事だと思っております。 搬出が容易になれば、市場に出せないランクの物も、燃料としてのペレット材料用に出荷出来ます。 そのペレットをつくる工場が大塔町に出来るという話があるようです。 その場所は辻堂にあったデイサービスセンターの跡地。 紀伊半島大水害で鍛治屋谷からの土石流で埋没した施設。写真はその跡地。 手前が鍛冶屋谷、奥が幼稚園で、災害の時、土石の一部が入り込み、現在は使われておりません。 工場設置の話は、予算が付かず、一旦話が消えたようですが、又、復活したと風の便りで聞きました。 こんな近くに出来ると、材料を持ち込みやすいので、山の有効利用がやりやすくなります。 この跡地の対岸で、辻堂バイパスの残りの工事が進んでおり、来年の春には開通するようです。 次の写真は、工事中の新堂平橋。一番下が市道川西線の橋で、上が現在の堂平橋、一番上がバイパスの新堂平橋。 これが開通すればかなり便利になります。 便利になると言えば、京奈和道路の御所南〜五條北の7.2キロが8月19日に開通します。 橿原などに行くのが早くなりますが橿原での混雑激化も気になります。 道が良くなれば、ストロー現象と言って、どんどん住民が都会に吸い取られ、過疎が加速するとか? 過疎が進む中、この辻堂にある南都銀行の大塔出張所の窓口業務が9月15日に閉鎖しATMだけになります。 でも、小銭はトラブルがよく発生するので、小銭を扱わないATMになるそうなので、不便になります。 その補強ということで、南都銀行の移動ATM車が完成し、7月10日より運用開始。 大塔町では、月曜日に大塔郷土館駐車場に、金曜日に宇井の夢の湯駐車場に来てくれます。 この車もいつかは来てくれなくなるのでしょうね? 本日7月8日、FM五條が開局しました。 どんな地域情報を発信して頂けるのか楽しみです。 介護施設などがある祥水園で行っているようです。 http://www.jcbasimul.com/?radio=fm%e4%ba%94%e6%a2%9d 本日の記事終了。 この記事を書いた道具は、Logicool Slim CommboというIPodに装着するカバー&キーボードです。 なかなかいい商品です。

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