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テーマ:障害児の親として(1434)
カテゴリ:日々の思い
さて、25日まで、いろいろと書いてきたわけですが、
「出よう」と決意した場所ででも、 やはり感謝・感謝の思い出もあります。 (そりゃそうか。 100%悪いことばかり、なんて無い無い!) ある日、いつものように私とジンすけは買い物に行きました。 車で10分位の、よくあるスーパーです。 駐車して、外に出た直後。 「あ、忘れ物した。」 昨日からのせたままの 「プラスチック・トレイ」の大袋。 後部座席に置いてあったので、私はそれを取ろうと 後ろを向いた瞬間。 するっと私の手を抜け、ジンすけは飛び出しました。 「!!!・・・・」 私も、ダっと地面を蹴りました。 でも、ジンすけには届かない。 濃い色のセダンが、こちらへ向かってきました。 私が、ジンをつかまえたのと、 その車が急ブレーキをかけたのは、ほぼ同時でした。 腰の痛みと安堵感で、その場へ座り込んだ、私・・。 ジンすけは、ポカンとした顔。 車と、彼のあいだの距離は・・1メートルほど。 車の窓から、年配の男性が顔を覗かせ、 「お~、大丈夫かい~~?」 私は、はい、と答えるのが精一杯。(多分、ひどい顔色だったと思う) 続けて、その方はこう言いました。 「いやぁ、びっくりしたな~、 寿命が縮まったよぉ~。 ボク!お母さんを泣かせちゃ、ダメだよ~」 車の中で、奥様でしょう、女性が優しい顔で こちらを見ていました。 気を付けてね~、と笑いながら ゆっくりと去っていくご夫婦。 お詫びを言いたくても、 言葉が出ずに、ただお辞儀を繰り返すばかり・・・。 いつもなら、怒鳴られるものです。 (何やってんだぁ!とか。 ドラマでよくある、あれです) しかし、一言も責めずに、優しく諭してくれた、「おじさま」。 ・・・ありがとうございました。 ホントに、びっくりさせてしまったことでしょう。 車列の間から、突然走り出てきたのですから。 いくら徐行していたとはいえ、 ぶつかっていたら、無傷ということは無かったはず。 私は、半分放心して、スーパーに入りました。 缶ジュースを少し飲んで、ひと息。。。 (やっぱり、ちょっと気を抜いた瞬間が危ないんだ・・) 実感、しました。 あのときのおじさま、どうぞ、まだお元気でいらっしゃいますように。 (な、長生きして頂かないと・・・)(^_^;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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