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テーマ:DVD映画鑑賞(14453)
カテゴリ:稲川淳二
今年も彼の季節がやってまいりました。恒例の稲川怪談です。
今年のミステリーナイトツアーは栃木、群馬からスタートです。 しかも土日だったので「お、行けるかな」と思いました。 ですがとっくの昔にチケットは売り切れていました。 そんな寂しさを振り払うように、封印夜話のご紹介です。 ![]() 稲川淳二の封印夜話 【DVD】 【全話紹介】 自然学習 泊りがけで自然学習に行った小学生のお話です。 自分たちの泊まる部屋にお札が貼ってありました。 心配して寮母さんに聞いてみると、お札が貼ってあるから大丈夫と言うのですが…… 稲川怪談にしばしば見られる「気がつかなければ気がつかない怪異」です。 ピンクの自転車 入院している夫のお見舞いに来ている妻のお話です。 乗っているピンクの自転車をいつもの駐輪場に停めていると、ふと視線を感じました。 見上げると病室の窓から痩せこけた老人がこちらに手を振っていました。 誰が悪いわけではないのですが、ちょっと切ない話でした。 津軽平野 雪道を行くトラック運転手が体験した話です。 鉄道への飛び込み自殺のあった辺りを通っている時、ヘッドライトに人影が飛び込んで来ました。 慌てて周囲を調べても誰もいない。 やがて点々と続く血の痕を発見し後をたどっていくのですが、雪が積もっているのに足跡がないことに気づいてしまい…… これも切ないお話でした。 職員トイレ 稲川さんの知り合いの女優さんの体験談です。 ホラーもののドラマの撮影で深夜の学校に行った時の話です。 待機中にトイレへ行きたくなり、一番奥の個室へ入りました。 すると何者かが入り口側の個室から順番にドアを開けたり閉めたりして来ました。 定番のトイレの怪談ですが、これは怖い話でした。 上がれない二階 コメディアンを目指す貧乏青年が住む所を探していたところ、友人の紹介でただ同然の物件を見つけました。 近々取り壊す予定なので、それまでの間住んでくれればいいとのことでした。 二階へ行く階段には板戸がはり付けてあり、鍵まで取り付けてありました。 そして、二階には家主の物が置いてあるので入らないで欲しいとのことでした。 そうして始まった新生活ですが、戸締りしてあるはずの二階から、時々音が聞こえてきます。 自分が知らない間に家主が帰って来てるのかと思ったのですが、そうした様子もない。 ある日真相を確かめようと、二階へと足を踏み入れるのですが…… 稲川さんの怪談と言えば、怖いけれど優しい話が多いよね~とか思っていました。 すみません、舐めてました。 この話は怖いです。これ程の禍々しさは久しぶりです。 稲川怪談の真骨頂、擬音の生々しさが壮絶な話です。 今回は正統派の怪談とも言うべき、怖い話が多かったです。 話の怖さだけでなく、稲川さんの語り口と擬音の冴えが健在の一作です。 この夏も稲川怪談をお楽しみください。 稲川淳二の公式サイトはこちら。 よかったらクリックお願いします。 ![]() にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018年07月12日 20時32分00秒
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