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カテゴリ:マンガ
漫画バオー来訪者のご紹介です。
ジョジョの奇妙な冒険で大人気の荒木飛呂彦先生の作品です。 【中古】荒木 飛呂彦 バオー来訪者 第1巻 【あらすじ】 極秘にあらゆる研究を行っている秘密機関「ドレス」。 予知能力を持つ少女スミレはドレスでの生活に嫌気がさし、脱走を試みます。 その最中、彼女は橋沢育朗(はしざわ いくろう)という少年に出会います。 育朗はドレスの実験により、バオーという謎の生命体に寄生されていました。 バオーは危険が迫ると宿主を超人へと変身させる力を持っています。 育朗とスミレの、あてのない逃避行が始まるのでした。 【変身ヒーローには孤独と悲しみが似合う】 前書きで荒木先生が「カッコイイけど悲しいお話なんです」と語っていましたが、変身ヒーローには悲しみを感じさせる作品が多いように思います。 人間と同じ姿をしているものの、別の姿も隠し持っている。 秘密を抱えている故に、人間とどれだけ一緒にいても分かり合えることがないという思いがあるからではないでしょうか。 また、人は超人的な力に憧れますが、力を持つ者にもまた葛藤があるようです。 ドレスからの刺客をあっさりと葬ったバオー。 しかし我を取り戻した育朗は「あれは……ぼくが……やったの……か?」と呆然とし、その後無言で立ち尽くしているシーンが印象的でした。 優しい人であるほど、自身の力がしでかしたことに苦しみを感じてしまうように思います。 【独特の「におい」を感じさせる作品!】 巻末には他の漫画家さんがコメントを寄せています。 昔のジャンプコミックスはそういうスタイルでしたね。懐かしい。 本作は「コブラ」で有名な寺沢武一さんがコメントしています。 荒木先生を評して、今のにおいを持ったまま成熟していくだろうというコメントはまさにその通りだと思いました。 本作を読んでいて、まるでジョジョを読んでいるかのような感じがしました。 今なお続くジョジョの精神は、この時すでに存在していたのだなあと思います。 そんな荒木イズムを感じさせるバオー来訪者。みなさんもぜひ手に取ってみてください。 【中古】 バオー来訪者(2) ジャンプC/荒木飛呂彦(著者) 【中古】afb 2巻です。こちらが最終巻です。 紹介記事はこちら。 よかったらクリックお願いします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.10.24 21:09:18
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