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2022.05.22
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カテゴリ:本・書籍
面白いほどよくわかるマキャヴェリの君主論のご紹介です。

帝王学の教科書として知られる君主論。
小さな集団のリーダーから国家のかじ取りを担う者まで、人の上に立つには術が必要になります。
きれいごとを排した非情の倫理はリーダーのあり方について重要な示唆を与えてくれます。

本書はその君主論について解説をした本です。


【中古】面白いほどよくわかるマキャヴェリの君主論 人間と組織の本質を説く権謀術数の書! /日本文芸社/金森誠也(単行本)


【君主論の成り立ち】
君主論を書いたニコロ・マキャヴェリが生きた時代、日本は室町時代末期で群雄割拠の戦国時代でした。
マキャヴェリの故郷イタリアも似たような状況で、王が乱立するだけでなくローマ教会が勢力拡大を図り、神聖ローマ帝国の王たちも支配域を広げようと介入してきていました。

そんな中マキャヴェリはフィレンツェ共和国の第二書記官(軍事外交官)を務めていました。
一歩間違えば戦争になるような状況の中で積み重ねられていった実感が君主論へと繋がって行ったものと思われます。

ですがマキャヴェリは使えていた君主が交代した際に失脚してしまいます。
そこで再起をかけて書いたのが君主論でした。

しかし君主論が出版されたのはマキャヴェリの死後であり、その後も悪徳の書として排撃され続けてしまいます。
そして18世紀に入りルソーやモンテスキューが支持したことにより、ようやく君主論は評価を得ることができました。


【短い言葉で真理を突く名著】
君主論は権謀術数の真髄を極めて簡潔に語っています。

君主は必ず悪評が立つと、覚悟しておかなければならない
君主に思いやりはいらない。しかし、思いやりがあると思わせることは大切である
君主は愛されるよりも恐れられる存在になるべきだ
君主は恐れられても憎しみを買う存在になってはいけない
結果さえよければ、どんな手段でも正当化されるものである

もはや説明の必要が無いほどに単純明快、かつきれいごとを排した真理を突いた言葉なのではないでしょうか。


【歴史雑学としても秀逸な一冊】
君主論はとても短く要点を語っているだけに、解説すべきことがほとんど無いように思います。
解説を書くのが大変だったのか、本書では各項目に対して関連しそうな歴史上のエピソードが紹介されています。

このエピソードがまた面白い。
洋の東西を問わず、戦国時代の話もあれば今も存在する企業の話もあり、本当に幅が広いです。
本書を読むだけで色々な歴史雑学も学べてお得感があります。


【現在にも通じる権謀術数の書】
君主論はその内容ゆえに長く評価されませんでした。
その後再評価が進んだ際、哲学者ヘーゲルが「マキャヴェリの生きた数百年前の時代背景を考えて読むことによって、初めてこの作品の価値がわかる」と言ったのは的を得ていると思いました。

マキャヴェリの生きた時代は気を抜けば他国に食われる時代でした。
きれいごとでは生き延びられない時代だからこそ磨かれたその術は、厳しい時代を生きるための剣であり鎧であったのでしょう。


近年世界中で緊張が高まっており、こうした術の重要性を改めて認識せざるを得ないように感じます。
「自らの安全を自らの力で守らない国は、独立と平和を維持することができない」「傭兵や外国の支援軍は役に立たないばかりか、危険ですらある」というマキャベリの言葉は、我々も肝に銘じておく必要があると思いました。


一方で君主論が非道を振りかざすだけの陰謀の書であれば、ここまで長く読み継がれることはなかったでしょう。
君主論には駆け引きだけでなく「国家が秩序を保ち、国民全員が自由を享受するためには、清貧であるべきだ」「人間にとって最高に名誉のある行為は、国家のために役立つことである」と述べられています。

国を預かる君主に情けは無用でしょう。
そうかと言って、何でもありではまた国を保つことが困難であったと思います。
感情を持ち、それぞれ利害の異なる「人間」という生き物を統率するには、それ相応のテクニックが必要となるでしょう。

そういった意味で君主論は権謀術数の書であるとともに、君主のあるべき姿を示した指南の書であると言えますでしょう。

君主とまでは行かなくても、多くの人は後輩や部下を持つことになります。
この世界を生き抜く護身術として、君主論のエッセンスに触れてみてはいかがでしょうか。



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Last updated  2022.05.22 20:00:06
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