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カテゴリ:ゴルゴ13関連・スピンオフ
銃器職人(ガンスミス)・デイブ2のご紹介です。
ゴルゴ13のスピンオフシリーズの第2巻です。 前巻の記事はこちら。 ![]() ゴルゴ13スピンオフシリーズ 1 銃器職人・デイブ(2)【電子書籍】[ さいとう・たかを ] ※本記事はネタバレを含みます。 【収録作品】 グリーンゴールドとモンストゥラス メキシコでアボカドは「グリーンゴールド」と呼ばれ、莫大な金を生む輸出品となっています。 その利権をめぐって、多くのカルテルが争いを繰り広げていました。 ゴルゴに呼び出されメキシコにやって来たデイブは、かつての顧客だったコロネルに出会います。 コロネルは戦いから身を引きアボカド農園を経営していたのですが、息子がカルテルに殺されてしまいました。 復讐を誓うコロネルのために、デイブは仕事を引き受けることにしました。 はたして堅牢な装甲車を打ち抜く銃弾を作ることはできるのか? 火龍(ガアシエンディエタ)の呪い ロシアとウクライナの緊張が高まる中、争いを煽る者たちを抹殺して回る女スナイパーがいました。 負傷した彼女はモホーク族の青年に助けられます。 ですがモホーク族の居留地にシェールガスが埋まっていることが判明。 それを狙うマフィアによって青年は殺されてしまいます。 助けてもらった義理を果たすため、女スナイパーは一人でマフィアと戦うことを決意します。 彼女に渡したデイブの策とは? 本作はゴルゴ13第208巻「最終兵器小惑星爆弾」と若干リンクしているそうです。 こうしたつながりもスピンオフならではですね。 イングリッシュウォールナッツと執事のガンスミス 40年前のエピソードです。 デイブはイギリスの軍人であり貴族である青年から銃の調整を依頼されます。 その家では執事兼ガンスミスがおり、デイブも意見を交わしながら調整が進みました。 仕上がった銃を手に、青年は危険な任務に挑み…… 英国貴族の誇り高さや、執事とデイブの交流といった人間ドラマが味わい深い話です。 デイブがゴルゴのことを考えているシーンがありましたが、40年前にはすでに付き合いがあったのですね。 年齢の設定についてとやかく言わないのがゴルゴファンのお約束ですね。 平和の守護者(ピースキーパー) ニューヨーク市警では、街の発砲音を集積して犯罪検挙に役立てる防犯システムPK(ピースキーパー)を導入しました。 しかしPKでも反応しない殺人事件が起き始めました。 捜査にあたった刑事たちは、事件の裏で大きな闇が蠢いていることを感じるのでした。 実際にもありそうな生々しさを感じるお話でした。 メダリオン・地獄への許可証 メダリオンとはニューヨークでタクシーを持てる許可証です。 そのメダリオンを買い集め、不当に値をつり上げている投機家がいました。 多くの自殺者が出る中、デイブは復讐のためにやって来た少年兵に手を貸すことになりました。 たった一人で相手を倒すための作戦とは? この話は富める者が貧しい者を踏みにじる社会構造が描かれています。 また、貧困から這い上がった者が今度は貧者を踏みつける側に回っていくのが何ともやりきれない感じがしました。 ゴルゴ13シリーズならではの奥深いドラマが味わい深い作品です。 デイブの情に訴えられたり職人心をくすぐられると、何だかんだで仕事を引き受けてしまうあたりがゴルゴとはまた違った魅力があるように感じました。 はやくも来年1月末に3巻が発売予定です。 今後も楽しみですね。 よかったらクリックお願いします。 にほんブログ村 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025.02.23 20:00:09
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