カテゴリ:家族のこと
小学生の子供達は先週末から夏休みに入っています。ラジオ体操が始まるまでの1週間は久しぶりに遅寝できる(とはいっても30分ほどですが、この30分が大きい)朝を過ごさせてもらっています。 最近のニュースでは殺人や自殺の話題に加え先生の登用試験の汚職などついにここまできたかと思うようなことが平気で流されるようになりました。当然、汚職というのはあるまじきことですが、大分県の現教育長が言っている「試験結果発表30分前の合否照会に応じた」というのはそれほど悪いことだとは思えません。 確かに結果を正規の発表の前に漏らすというのは不公正なような気がします。県会議員など特別な地位にある人だからこそ教えてあげることができるというのは庶民感情からすれば責めたくなるのも分かります。しかし、それを極秘裏に漏らしたからといって結果が変わるようなことはありません。あくまでも内密にということであれば好ましいことではないながらも「あり」だと思います。 まぁ、これが議員さんの口伝ての確認行為なのであればまとめてお叱りを受けるのも仕方ないのかもしれませんが、ただそのことだけを取り上げて批判するというと「公務員は何をしてもだめ、決められたことを決められたようにならないと・・・」ということになり全体が硬直してしまうような気がします。 決して結果発表前の合否を漏らすことを奨励している訳ではありませんが、もう少し「便宜」や「役得」について寛大な社会であればいいと思います。そうでないとこれから社会を引っ張っていく子供達にとって「出世すればするほど矢面に立たされるから出世はしたくない」「偉くなると健康を害するから下働きでいいんだ」などというあきらめにも似た発想を抱かせることになり子供の夢を阻害しかねません。悪いことを教えるのがいいということではなく、そんなどこの会社にもあるようなことをわざわざ取り上げてきて「公務員だからけしからん」などと県の教育長たる方を責めるのもいかがなものかと思います。変な話、世の中を渡っていくときはそんなきれいな事ばかりで渡っていける訳じゃないでしょ。 やはり子供達には夢を持って育っていって欲しいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
July 22, 2008 08:21:50 AM
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