坂野上事務所・本音の日記

2008/07/24(木)08:04

民間も役所化していく時代

徒然と思うこと(276)

この前、CS放送のG+(ジータス)で巨人阪神戦を観ていました。巨人戦も地上波ではなくCS放送となってしまったことに一抹の寂しさを感じましたが、映像自体は地上波と何ら変わらないのでこれも時代の流れかな、と思って観ることにしました。チェンジのときに阪神のピッチャー(確か、岩田投手)が夏休み期間ということで子供たちに向けて野球選手になるために心がけてきたことをメッセージとして流すということをやっていました。ところが、流れてくるのはこの選手の声だけで画像は静止画像。字幕で下の方に「権利の都合により画像を放送することができません」とあります。静止画の向こうでどんな映像が流れていたのかは分かりません。おそらくキャラクターなどの権利物に囲まれてメッセージをカメラに向かって話していたのでしょう。それはそれで大人の事情としては分かるのですが、子供に向かって流しているということを考えるともう少し大人の対応ができなかったでしょうか?静止画像にして字幕を入れるよりそのままイニング開始のときのピッチング練習の画像にしておいても何ら不自然な絵にはならないと思うのですが。子供はさすがに「絵が止まったから嫌だ」とは言わないと思いますが、「権利の都合って何?」と聞かれたら悲しくなります。やむにやまれず今回のような静止画像になってしまったのだとは思いますが、これを観る人のことを考えず単にマニュアル的な対応でこうなってしまったのであればもう少し相手のことを考えてもらう必要があると思います。そうでないと民間会社なのに役所仕事だと言われちゃいますよ。人気ブログランキングへ

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