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テーマ:私の家族。(2)
カテゴリ:父アランと母うい
本日お休みのおじょう。
いいともにしようか、ハピひる見ようか、チャンネルサーフィンのまったり休日。 そんななか、ハピひるで老人ホームの話がやっていた。 そんななか、びびったことがある。 老人ホームに入居中のとある男性。お歳は67歳 え・・。それってば、うちのアランとタメぢゃんよ???(ちょっとびっくり) ・・・アラン(仮名)とは、おんとし67歳であられる、おじょうの実父。 え?なぜアランかって??それはアラン曰く 「お父さんが若いころ、和製アラン・ドロンと呼ばれていた」・・・・らしい。 嘘か真かしらんが、敬意を表して、この名にさせていただきました。 アランは虫歯が一本もない、強歯の持ち主。糸切り歯なんて大型犬のような頑丈さ。 そんなアランは昔から背筋がよく、町の酒屋おっちゃんが、アランの毎朝の通勤姿の美しさに 「おじょうのお父さんの背中は定規が入ってるような、美しい歩き姿だ」と絶賛したほどだ。 そんなアランも67。しかし、今も背中の定規は健在である。 そんなアランは、おじょうが子供のころ、勉強にはうるさくなかったが、厳しかった。 食事中にふざけたら、居合抜きのような速さで箸を持ち替え、 おじょうのおテテに鉄の制裁(箸で叩く)がくだされる。 けっして、子供に媚びず、父として威厳があるアラン。 母ういがおしゃべりなせいか、意外と寡黙でもあった。 おじょうが性格が、父アラン、母うい、どちら似かと聞かれれば、99% 母ういの性格にそっくりだ。 しかし、今のおじょうに必要不可欠な1%それは、アランからいただいた才能。 「お酒大好き」と「勝負事好き」の才能だ。 勝負事好きの才能のお話は、いずれお話したいと思うが、 今回は「お酒大好き」才能の話をさせていただこう。 今となっては、時効だが・・・・。 父アランが酔って帰ってきた次の朝には、貧乏長屋の我が家の縁側にかならず「おみやげ」があった。 そんなとき、家族そろっての朝食タイムは、母ういが執り行う父アランの尋問タイムになるのだ。 ある時は、泥つき長ねぎ3本縁側にあった。 うい「いったいこの葱、どうしたっていうの!!(怒)」 アラン「畑に落ちてた。」(←落ちてたのではなく、生えていたはずだ) 母ういは、朝ブツブツ怒っていたが、 その日の夕飯の食卓に並んだ長葱はいつもより甘くておいしかったような気がする。 ある時は、駐車場の出入り口によくある、鉄の鎖。 うい「いったいこの鉄の鎖、どうしたっていうの!!(怒)」 アラン「駐車場に落ちていた。」(←これも葱同様、違ったはずだ。 またある時は黄色いヘルメット。 うい「いったいこのヘルメットどうしたっていうの!!(怒)」 アラン「これで、地震がきたときはあんしんだろう?」(開き直りか・・?? また、別の朝。今度は大物。「真っ赤な自転車」が庭にあった。 おじょう「おかあさん。自転車乗り捨ててあって、きみわるいんだけど・・。」 うい「・・・・・・・・・・・・・・。」 アラン「・・・・・・・・・・・・・・・・。」 絶えがたい沈黙の食卓。 うい「泥棒かしらね・・。警察に引き取りに来てもらおうか?」(←誰が犯人かわかっていながらもこの言い方。 アラン「・・・・・・・・・・・・。」 うい「お父さん。警察にきてもらいましょうよ?」 アラン「・・・・・・・・・・・・。」 うい「お父さんてばっ!!!!!(怒り口調)」 アラン「わかったよ!!元にちゃんと戻してくりゃいいんだろ!!(こっちも怒り口調)」 自白。 その日のうちに、元に戻しに行った父アラン。 そんなアランの血を引くおじょう。お酒好きは父譲り。 たまーに、飲み放題の紅茶やらミルクやら紙のおしぼりが、 飲んだ次の日のバッグに大量に入ってるときがあるが・・・・・ ・・・・あ、あ、あれは、店員さんがくれたものです。うん。うん。 寡黙でダンディーアラン。67歳だが、まだまだ元気。 老いの匂いを感じさせない。 いつまでも、元気でいっしょにお酒を飲んでほしいと願う、娘おじょうなのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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