酒のとも

このところの焼酎ブームの勢いは留まるところを知らず、遂に日本酒の出荷量と逆転してしまったそうな。

別に焼酎は嫌いじゃないしむしろ好きだけど、このところの焼酎ブームにはいい加減辟易しているし、ついにそこまで来たかと思うとなんだかさみしい気持ちにもなってしまう。いくら日本酒の効用や歴史や味の素晴らしさを今この焼酎ブームの真っ只中で叫んでも誰も振り向いてくれないんだろうな。

そんな中、世の大手日本酒酒造メーカーさんたちは路線を変更して化粧品の開発に必死なんだそうだ。米を研ぐときに出るぬかがお肌にいいとかで、とある化粧品（大手酒造）メーカーではハリウッドスターからも注文が殺到！というのが謳い文句らしい。

まあ、しょうがない。それもこれも世の定めと思えば企業としては方向転換せざるを得ない気持ちは十二分にわからんでもない。

しかし、である。月桂冠に至っては自社ＨＰから酒の絵柄が消え、化粧品の絵柄に変わってしまったというのだ。おーのー！早速チェックしてみると確かに酒の絵柄がいっこもなーい！注意書きのように「酒」とか「sake」とかいう語句が申し訳なさそうに見え隠れするのみである。

http://www.gekkeikan.co.jp

若い女性向け商品も展開して結構頑張ってたのにな。個人で１升瓶を買うことは未来永劫ないと思うけど、ま、頑張って。としか言いようがない。５年後日本酒業界からいなくなっていないことを祈りつつ・・・。