2008/05/04(日)15:45
新橋 升亀
先日、旧知の友人との飲み会で新橋は升亀に行ってきました。
こちらのお店は季節のお酒がそれなりの価格で飲めるお店でして、肴とお酒と値段のバランスがよい、ざりがにお気に入りのお店のひとつです。
ただ、ここちょっと行ってない間に少し値段があがったようですね。以前は3,000円少しで十分飲めたのですが、今は4,000円くらいになってました。価格高騰の折、致し方ないことなのかもしれません。
飲んだお酒メモ。
【磯自慢 特別純米】
果実香ある香りに程よい旨味。原点要素はなく、完璧なバランス。さすがは磯自慢。買ってもいいお酒。
【五凛 純米大吟醸】
この日最高額酒にも関わらず最も好みではなかったお酒。天狗舞を逆の意味で意識しすぎたのか、純米大吟醸というにはあまりに貧弱な香りと旨味と言わざるを得ない。期待してただけに残念。
【初亀 吟醸】
これはいい。吟醸という名から連想するよりずっと旨味があり、しかし原点要素はない。
【東洋美人 特別純米】
特に悪い要素もないが、取り立てる要素も乏しい印象。お店で飲むには十分うまいが。
【十四代 中取り純米無濾過生】
封切りながらさすがの味。やっぱ今期の十四代生としては一番好みだわ。
【十四代 本丸】
以上を飲んだ上で最後に飲んだんだけど、友人共々ノックダウン。こう言っちゃなんだけど、次元が違う完成度。
表現としては果実香があり、原点要素のない透き通った旨味としか言えなんだけど、香りと味の密度が違う。
言うなればこれまでのお酒は値段を考えれば美味しいお酒、これは値段抜きに美味しいお酒。系統は磯自慢に近いが遥かに完成度が上。
生で美味しいお酒って今期も色々あったし優劣はつけがたいんだけど、火入れでは十四代が一歩抜きん出ている気がするなあ。
そんなわけで、今期は火入れでいい酒を探して行こうと思います。