2008/09/23(火)21:46
接待居酒屋 二の丸
自ら接待居酒屋を名乗る店。どれほどの店なのか行って見ました。
内装はちょっと手の込んだ感じで、個室重視。接客は基本決まった人が行うためこちらの事情が把握しやすい。
肴も自称産地直送とのことだし確かに造り盛り合わせの質は高かった。ウニなんか北海道の地元で採りたてを割って食べたのより美味しいし。
問題の酒も食中酒中心ながらメジャーどころからマイナーどころまで揃いそれなりの品揃え。
で、飲んだ酒。
【磯自慢 本醸造】
いわゆる県内限定。これがあるってことである程度取引店がわかっちゃう(笑)。
うちで飲むよりすっきりした感じ。なんでかな。
【十四代 本丸】
まあ定番。
6月出荷ながら艶がいまひとつ。こちらもすっきりした感じ。なんでだろ。
【飛露喜 特別純米】
これまたすっきり。
おかしい。ここまで飲んでみんなすっきりした印象しかない。肴も刺身しか食べてないのに。まさか入れ替え?いやそんな馬鹿な。
管理も全てリーチインにて温度管理してるから悪くないはず。うーん、なんでだろ。
【八海山 清酒】
あれ。これなかなかうまいぞ。ちょっと雑味がありながらもすっきりで十分飲める。
もちろん違いはあるんだけど、驚いたことにこれと上記三酒に雲泥の差が感じられなかった。
いよいよ舌がおかしくなったか。
【田酒 純米大吟醸斗壜】
この日の隠し酒。半年熟成。封切りの幸運。
お!これはうまい!!
絶妙に香る艶やかな含み香には熟成感なぞ微塵も感じさせない。甘味に若干の堅さがあるのは封切り所以。明日には驚くほどうまい酒になってるはず。
【獺祭 純米吟醸50】
香り、甘味、全てが適切適度。じっくり飲めば香りと甘味を感じられるし、肴に合わせれば邪魔せずすっと喉を通る。
これはいい酒だ。今までなんとなく買ってなかったけど、これは美味しい。
どうやら舌がおかしくなったわけではない様子。最初の三酒はいったい・・・。
原因は帰りに判明。なんとこの店、各銘柄一本しかリーチインにいれず、在庫は店内の棚に陳列していやがった!
せっかくクール便で来たと思われる本丸もむなしく結露たっぷりで棚に鎮座。
要冷蔵も何もかも常温保存し、冷酒は常温から急激に冷やして出してやがった。道理で味が家と違うわけだ。
田酒と獺祭が普通だったのは一本しかなかったため最初からリーチインに入ってたためと思われる。
ちなみに会計は頭割りにするとひとり8,000円。
普通の人ならまあ楽しめるんだろうけど、マニアなざりがにとしては少し首をかしげる店でした。