VOL-8◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇┏━┓┏━┓┏━┓┏━┓┏━┓ ┃酒┃┃そ┃┃ば┃┃本┃┃舗┃ 店長のひ・と・り・言・・・。 ┗━┛┗━┛┗━┛┗━┛┗━┛ ★今に芽が出る☆やがて花咲く通信 VOL-8 <http://shop.sakesoba.com/ ◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇ こんにちは! 酒そば本舗店長の犬田です。 前回 6/12 配信の VOL-7 では、私の初体験の話をしましたね。(/。\)イヤン!ハズカシイ ・・・・初体験といっても、初めてざるそばを食べた時のことです。 (ニヤッとなさった方、残念でした・・・・笑!) そこで今回は、ざるそばにつきものの蒸籠(セイロ)について書いてみたいと思います。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ◇◆◇ 蒸籠(セイロ)の知恵 ◇◆◇ 前号では、私とざるそばの運命的(・・!?)な出会いについて、ご紹介しました。 ・・・でも私だけでしょうか? 子供のころ、私のように食い意地が張っていたいないは別にして、 蒸籠に敷いてあるスノコをめくってみた記憶のある人は、ずいぶんいらっしゃるでしょう? 蒸籠といえば、皆さん不思議に思われたことありませんか? もりそば、ざるそば、せいろもり・・・ こういったそばは、どうして蒸籠にもられて出されるのでしょうか? そばが今のように細く切られて食べられるようになったのは、江戸時代の初めころなのだそうです。 当時は「そば切り」と呼ばれて、大変人気があった流行の食べ物であったそうです。 そばは、細くて長いもの。 これを濃い目のつゆにちょいとつけて、ズルズルっとすする。 これが当時の江戸っ子の粋な食べ方だったのです。 ところが流行しだした当時のそばは、今と違ってつなぎに小麦粉を用いることを知らなかったために、 めんが短く切れやすかったのです。 何とか粋な食べ方を維持したい・・・そう思ったかどうか定かではありませんが・・・ なんとかすすって食べれる長さにするにはどうするか!? そこで考えられたのが、 いったん切ったそばを蒸籠にもって、しばらく蒸した後にゆでるという調理法。 後に小麦粉をつなぎに使用する打ち方が一般に普及しても、 蒸籠にもることは、そのまま残ったのでしょう。 先人が苦労の末に生み出した知恵の名残り・・・。 それが今日の蒸籠もりに息づいているのですね。 本日も最後までお読みくださり、有難うございました。m(_ _)m ペコリ! http://shop.sakesoba.com/ |